楽屋的専用機
2007年08月14日 期待に応えてシリーズ第二弾!


「シャア専用ザク」

「美味しい音のポイントが見つかった!」

先日製作した、量産できない「量産型GAKUYA」は多くのガンダム世代から賛同を得て製作者としては「ウケて嬉しい!」と感涙にむせんだのであった!そして、多くのエールの中には「シャア専用」という言葉が見られた。これは何を意味するのか?

ガンダム世代にとっては常識的な「シャア専用」は「シャア専用ザク」を意味する言葉だ。「専用ザク」だけでも十分通用する。「専用ザク」「量産型ザク」この二つは何が違うのか?顕著に違うのはカラーと頭部のアンテナだ。

 
専用ザク
   
量産型ザク

「量産型GAKUYA 」がウケたのであればシリーズとして「専用GAKUYA」を作りたくなるのは人情である!製作者の本能である!そこで「専用ザク」の画像を眺めつつ、カラーリングの構想を練った。まずどの色をメインカラーにするのか?一番面積が多い「くすんだピンク」は何となく出来上がりに締まりがなさそうで選択肢から外した。

ボディーの中心部に施されている「くすんだ赤」をメインカラーにしよう!スピーカーグリルは黒。そして重要なポイントは。頭部のアンテナである。隊長機にはアンテナを付けるというロボット系アニメの常識は、この「専用ザク」が元祖らしい。アンテナだけ色を変えるのもつらいので、同じ「くすんだ赤」を施すことにした。

で、作業開始!終わってみれば、なんと製作に3日間もかかってしまったのだ!
1日目 金属用パテを使ってボリュームノブの上にアンテナを整形。初めての整形作業だけに手こずる。強度を確保するために、芯にプラスティックの板を入れた。完全にパテを硬化させるために概形が出来上がった状態で一日置くことにした。

パテが硬化する間にキャビの木工作業を行う。必要な穴をあけサンドペーパーで表面を均した。
2日目 アンテナ部分を小さなルーターで削り込み整形する。これまた初めての作業なので神経を使った。薄いアンテナなのでなかなか平面を出せなかった。ある程度整ったところで整形は妥協した。

ベランダでケースとアンテナの塗装を行う。妻に「シンナー臭い!」と怒られてしまった!これまた乾燥させるために1日置くことにした。
3日目 塗装が乾いたキャビの表面に少しダマが出来ていたので、平面を出すためにサンドペーパーで擦る。再度全面塗装を施した。

これまた乾燥を待つ間に電子回路の組み立てを行う。今回は配線材をすべて「ベルデン」にした。ギタービルダーの西條様からいただいたものである。実は昨日の昼に西條様から正しいハンダ付けの指導を受けたのだ。

さらに、スピーカーが小さいのでGAINを上げすぎると音が崩れてしまうので、クリップをなくすための方策を施した。半固定抵抗を仕込んでみたのだ。これまた西條様のご指導である。完成後に出音を聞きながら微調整できるのでありがたい。

てなことで、夜中になり塗装も乾いたので、一気に組み上げた。
深夜に出来上がったので最終的なサウンドチェックは出来なかった。

「専用ザク」のボディー中心部の「くすんだ赤」でほぼ忠実に塗装してあるのだが、 深夜にわずかな光量で撮影したので写真ではなかなか正しい色を出すのが難しかった。この画像で見るような鮮やかな赤ではないのだが・・・。

今回のポイントはもう一つある。LEDの設置位置だ。スイッチオンするとスピーカーグリルの真ん中で輝くように設置した。今回のお気に入りポイントである。一見しただけでは配線が分からないようにしてあり、やや不思議な雰囲気を醸し出している。仕上げにステッカーを作って側面にひっそりと貼ってみた。これまたガンダム世代にウケるための配慮である!


今回の製作は外装にかなり時間がかかってしまった。このパターンを繰り返すのはいささかつらい。パテでの整形作業は楽しかったのだが、時間をかけるのであればもっと中身の回路に専念したいと思い始めた本日である!

で、アンプとして肝心のサウンドはどうなのだろうか?今朝になりチェックしてみた。ウフッ!うふふふ・・・これは良い!調整用の半固定抵抗をドライバーで回してみると、美味しい音のポイントが見つかった!こりゃあ私には嬉しいサウンドである!使うギターによって微調整すると各種ギターに合わせた嬉しいサウンドが作り出せるなあ!この方向でもう少し追求してみようっと!これで「専用GAKUYA」完成だ〜〜〜!!!




本日の結論
「専用GAKUYA」は持ち運びがやや不便な形状である!


「独断倉庫」に関しての御意見は「啓示倉庫」へ書き込んで下さいな。


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