減音的低価始
2007年04月14日 いよいよ手作り開始・・・!


このようなアッテネータ商品が理想なのだが・・・。

「そのように配線すれば

今回も低価格チューブアンプ探索の旅を続けてみる!

前回までの探索の旅で理解した事は、チューブアンプを低価格でフルドライブさせるには新しいアンプを手に入れるのではなく、とりあえずアッテネータを既に持っている MESA / BOOGIE にかまして出力を絞ってみるのが早道であると分かった。

しかし、アンプ用に商品化された THD HOT PLATEのようなアッテネータ価格は思っていたより高額だった。定価で6万円弱。実売で3万円前後だったのだ。ううむ・・・現時点では安易に商品を手に入れるのはつまらなし、構造の勉強もしたいのでアッテネータを自作してみる事にした。調べてみると、一番簡単な構造だと1000円もかからずに作れる事が分かった。さらに調査を続けて行くと、回路図等も理解したことで可変アッテネータをゼロから作るのは初心者にとって面倒くさいという事も判明した。

さあ、そうなると別の方法論をとらなければならない。アッテネータ商品の中に使われている部品としての組み上がったアッテネータは手に入らないのだろうか?検索してみると出てくる!でてくる!価格もピンキリでどれを選んで良いのか分からない。こりゃあ困った・・・。

私が必要としているのは「定インピーダンスの可変アッテネータ」だ。そこでその条件でカタログを見て行くと安い品が入力100wで存在した。私のアンプは50wなので、これが使えると理解した。だが・・・本当にこれで良いのだろうか?オーディオマニアがお勧めのアッテネータが存在するのでは?とも考えた。早速調査!

すると・・・存在したのは東京光音のアッテネータだった。検索して出て来たそのパーツの価格は・・・。うおおお〜〜〜!!! 結構な価格だ!確かに音質が良さそうな感じが見た目にも伝わって来るなあ。しかし、これではシャレにならないと、結局は一番安い「サウンドアテックス LP-100」を選んで発注してみた。この選択は「低価格でどこまで出来るのか?」がテーマなので、音質については当面あれこれ考えない事にした。いずれ研究が進み自信が付いた時にあらためてグレードアップバージョンを作れば良いだけだ!

さて、アッテネータの本体が届く前にやらなければならない事がある。ケースの選択だ。金属製のケースで手頃な物を秋葉原に探しに行く手もあるが、ここは「低価格作戦」の本領を発揮し家の中を探しまわる事にした。再利用可能なケースは・・・ふっふっふ・・・それはすぐに見つかった。お土産でもらったお菓子の入れ物である。いつも食べた後に始末に困るのがこの手の容器なのだがね。これを使ってみよう!

サイズはちょっと大きい気もするが、使用時の発熱の事を考えるとこれくらいの余裕はあっても良さそうだ。私の組み込み技術を考えても、老眼の状況を考えても、ケースはゆったりサイズがよろしかろうと選定した次第である。ケース以外のパーツは机の上にあった別の物をバラして取り出した。つまりこれまた出費ゼロである。

ほぼ全部のパーツが揃ったところで、もう一つ大きな問題があった。それは配線の知識である。いままでにギターの改造やレストアはやっていたのでボリュームポットの取り付けなどは自信が有ったが、アッテネータのハンダ付けは初めての経験なのだ!その道の常識てえものをまだ持っていない私である。それを探そう!

探し当てた記述はこのようなコトだった。

三本のうち一本がアースです。 それがIN、OUTの共通アースとなってます。
残りの2本の内アッテネータの軸を右に回して抵抗が増えるほうがOUT側
すなわちスピーカー側になります。抵抗値が変わらないほうがIN側です。

つまみを手前にして3本足を下に向けて、足を左から1.2.3とします。
左の1をアース(グランド、コモン)にして、右の3をIN、真ん中の2をOUTにするのが一般的です。
1はIN,OUT共通です。

ボリューム式でもロータリー式でも同じですが、できればテスターで確認をとってください。

なるほど!そのように配線すれば良いってことね!アッテネータの画像に書き込むと以下の通り。これさえ分かれば現時点での問題点は全部片付いたと思える(本当に片付いてるのか?)



てなことで、加工を始めてみる・・・。次号へ続く!


本日の結論
何とか入り口に立った感じだ!

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