増幅的低価策
2007年04月10日 発想を全く変えてみると・・・!


サウンドアテックス LP-100

「笑いながら見ているようにね!

今回もしつこく低価格チューブアンプ探索の巻!
この探索は「フルチューブアンプを小音量でフルドライブ」させるのが最終的な目的である!

先日、登録会員諸氏からご指摘があったように、確かにTHD UNIVALVE やTHD BIVALVE のようなアンプヘッドは、アッテネータ付きで極小音量でフルドライブを楽しむ事が出来るアンプである。私の探究心を満足させてくれるチューブアンプであると思う。しかし、そこには価格の壁がある。THD BIVALVEはすでにアメリカの楽器屋に問い合わせて 1,100 ドルで入手できる事が判明している。しかし、このような商品は私には何か面白くない風情が感じられる。それは何のせいだろうか? たぶん、アッテネータで出力を下げる行為が「男らしくない!」と感じているんだろうなあ・・・。

THD UNIVALVE
THD BIVALVE

さらに、単にお金を出せば一流品が手に入るという事実が、私の破滅的指向性にブレーキをかけるのではないだろうか?無茶でも何とかチカラワザでねじ伏せる「お笑い系」の香りがしないからだろうなあ・・・。財力を投入して一流品を安心して買うよりも、ドタバタと間違いをしでかし、大失敗しながら大騒ぎするアブナイ楽しみを求めているのではないだろうか?鬱からの脱却はこのような綱渡り状況を欲しがっているのだろうなあ。

ううむ・・・そうか・・・そうなると発想を変えなければならない。まずこのアンプ探しの旅の原点に戻ってみよう。私が探していた条件はどのようなモノだったのだろうか?経緯を順を追って考えてみる。

1 オールチューブアンプヘッドであること。
2 出力が1w程度であること。最大でも3wであること。
3 リバーブが付いていること。
4 安価であること。

この条件で探してヒットしたのはアメリカ製の BUMBOX 1種類しか無かった。出力1wでいさぎよい感じがしたのだ!しかし、アメリカの楽器屋に注文した結果、すでにメーカーはリバーブ付きの製造を中止していた事実が判明。さらにはメーカーそのものがリバーブ無しも日本へは輸出しないと明言していたのだ。

この時点では、まだ既製品を探そうとしていたのだが、その後の調査で「キットを買う」という手がある事に気付いた。私が現有しているソリッドステートの三段積みMarshallアンプヘッドのケースを利用して、その中にチューブアンプを組み込むという発想が出て来た。スピーカーBOXはそのまま使い回しをしようと考えた。

その後、組み込めそうなチューブアンプキットはいくつか見つけたが、いずれにしても製作技術の問題がある。買ってしまえば何とかなるだろうとは思うのだが、真っ当なキットは思っていたよりは高額である。5万円〜8万円前後はする。ジャンクアンプを手に入れて組直すという手もあるが、いかんせん技術上の問題がある。この発想はかなり危ない感じがするのだった。

ここまで来ると、今までの条件にこだわっていては先に進めない感じがするので、条件そのものを変えてみる事にした。

1 オールチューブアンプであること。
2 アッテネータ付きで出力を調整できること(男らしくなかったんじゃないか?)
3 リバーブが付いていること。
4 安価であること。

一番上に書いた HD UNIVALVE 等はこの条件に近いのだが残念ながらリバーブが付いていない。どうすれば良いのだ?手に入れるにしても金はかかるし・・・。とあれこれ考えていた時に、登録会員00205是永様から「MESA BOOGIEを売っちゃえば?自宅じゃ50wは持ってても使いようが無いでしょ?」と助言を受けたのであった。そりゃあ、50wが自宅マンションでその機能を発揮できるわけが無い!しかし、せっかく手に入れたお気に入りのウッドキャビのアンプを手放すのもなあ・・・。インテリアにもなるし・・・と、あまり意味の無い躊躇があった・・・。



まあ、お金はなんとかできるので「MESA BOOGIE」を手放すのはやめよう!と決心したときだった。突然、全く違う発想が浮かんだのであった!おい!ちょっとまてよ!あの条件に当てはめる事が出来るんじゃねえのか?所有している「MESA BOOGIE」を活用すれば以下のような条件にスンナリ当てはめることができるんぢゃね〜のか?

1 オールチューブアンプであること(このMESA BOOGIEは間違いなくフルチューブ
2 アッテネータ付きで出力を調整できること(自分でアッテネータを取り付ければいいぢゃん!
3 リバーブが付いていること(付いてる!ついてる!
4 安価であること(すでに持っているのでほとんど出費は無い!

さあ!そろそろ tanabe.tv らしい展開になって来たぞ!さっそくアッテネータの情報を探してみた。自力で抵抗などのパーツを集めて造れば1000円もかからないと判明したが、アリモノのアンプ用アッテネータ商品はどのような価格なのだろうか?ちなみに THD HOT PLATE は定価59,800円と出ていた。大笑いである!この価格なら結構なチューブアンプキットが買えるではないか!すぐに却下である!

この際、体裁はどうでも良いのではないか?とりあえずアンプの出力を低下させる実質をとるとしたら、組み上がったパーツとして売っているアッテネータを手に入れれば良いのではないのか?ではそれを確認しなければならない。

検索してみるとあっさりと見つかった。しかし、その価格は千円台〜20万円台と幅広かった。どれを選べばいいんだ?そうなると、当然私が狙う路線は「最低価格で造ってみる!」に決まっている。一番安いアッテネータパーツを見つけて注文してみた。秋葉原のパーツ通販屋だ。以下の商品がそれである!送料込みで1,920円だった。さあ!こいつで本当に私の望む物が出来るのか?他にもケースやジャック、プラグ、ノブ等必要なパーツはあるが、再利用できるパーツのめどがついているので心配は無い。


サウンドアテックス LP-100
可変式アッテネーター
インピーダンス……8Ω
入力………………100w
重さ………………134g

現時点では、この発想が無茶なのか?何とかなるのか?まったく電気的に理解できていない。とりあえずやってみたいだけである!結果がどうなろうと自己責任でやるわけだから、笑いながら見ているようにね!



本日の結論
無茶なら、早いうちにだれか止めて!

止めて〜〜〜!!!
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