「なんて中途半端な」 一昨日、私の携帯電話が新しくなった。今度は P901iTV 「ワンセグ携帯」だ!つまり地上デジタル放送が受信できる携帯電話なのだ。もちろんいつものように当家の娘からプレゼントされた携帯であるのは言うまでもない。自慢ではないが、私は今まで携帯電話機何度も持ち替えたが、一度も自分で買った事が無いのだ!わははは!これで、テレビを見ながら散歩が出来るか?
今週水曜日には、通院したついでに帰り道をウォーキングしてみた。鷺沼駅から自宅まで約1時間の道のりである。4kmちょっとあるだろうか。ゆるめのスピードで歩いたので1時間10分かかったが、好天に恵まれ気分よく歩く事が出来た。散歩としては今の私の体力では1時間程度が手頃なんだろうな。
そんなこんなで昨日、当家の娘と妻が「お父さんを散歩に連れ出そう!」と企んでいた。午前中は家でぐずぐずしていたのだが、昼になり突然「出かけるわよ!」と妻と娘が身支度をはじめた。「どこに行くんだ?」「横浜ウォークするから行くわよ!」と私も身支度を要求された。が、家を出ようとしたら「パンツがださい!」と却下され着替えさせられた。好きなもん着させてくれよ〜 。
この時、私が考えていた事は「散歩には付き合うがウインドウショッピングには興味が無いので、ずっとワンセグ携帯でテレビを見続けてやる!」とまったくワケの分からない妻娘への対抗意識だったのだ!
家を出れば、日吉駅に車を停めてその先は電車である。まず目指すのは横浜「馬車道」の「横浜カレーミュージアム」だ。妻娘はここで昼食をとると言う。本日の動きは私に意志はない。すべて妻娘の言うがままなのである。日吉駅ホームにたどり着いた途端、私に便意がこみ上げて来た。ううう・・・いつものお出かけパターンである!しばし妻娘を待たせて駅のトイレに駆け込む私であった!
電車に乗り込みすぐに携帯電話を取り出してみた。テレビを見ながら時間をつぶすかと思っていたのだが・・・進行中の電車の中では電波状態が悪く、なかなか真っ当な画像が得られないのだ。画像が壊れるだけでなく、やがて受信そのものが出来なくなった来た。く〜〜〜っ使い物になんねえワンセグだなあ!
馬車道駅から10分ほど歩きたどり着いた「横浜カレーミュージアム」では、5種類のカレーを食いまくった。その中に「日本一のカレー」と称される「パクもりカレー」もあったが、私は「なんでこれが日本一?」と疑問を抱かざるをえなかった。妻娘は「美味い!」と言っていたのだが・・・私の味覚がなんか変なのか?カレーはやっぱり食べ慣れた自宅のものが一番だな!
カレーを食い終われば、さあ散歩の開始である!徒歩で元町商店街を目指す。警察官に道順を聞き歩き始めた。約20分ほどの距離だと言う。ズンズン歩き、横浜スタジアムにたどり着いた。さらにそこを左折しズンズン歩く。やがて元町商店街の入り口についた。何も買い物をする目的は無い。ただひたすら歩き回るだけである。妻娘は時折店の入り口付近に展示されている洋服を観て歩いている。こんな状況に付き合うのはどうも苦痛だ。男は明確な目標が無い「そぞろ歩き」は苦手なのだ!でも引きずられるようにその後も歩き続けた。さんざん元町を歩いたあとは、地下鉄に乗り「みなとみらい」を目指す。「みなとみらい」に着けば再び歩行開始。今度は「赤レンガ倉庫」を目指すと言う。駅からかなりの距離だがこれまた運動量を増やすという理由で、しっかりと歩くのである!歩き始めて気付いたのだが、私がこのあたりに来たのはもう30年ぶりくらいである。当時とは風景が全く違っているなあ。
ワザとらしく手をつなぎ歩く父娘
私が30年前に来たときは、テレビコマーシャルの撮影だった。当時は道路も煉瓦敷きで異国情緒満載の地帯だったのだ。ボニー&クライドのパロディーでマシンガンをバリバリ撃ちまくるシーンを撮影したんだったなあ。赤レンガ倉庫周辺はそんなギャング映画にもよく使われていた便利な場所だったのだ。なんてな過去を思い出しつつさらに歩き続ける。だが、そこで気付くのである。駅から離れれば離れるほどその分だけまた歩いて戻ってこなければならないのだ。ふ〜〜〜っもうかなり足がくたびれて来た。
さらに歩行は続きウロウロし続けているうちに、なんとか「みなとみらい駅」まで戻ってくる事が出来た。その頃にはかかとがジンジンと痛みを持ち始めていた。もう4時間以上歩いているのだ。悲しい事に体力の限界を自覚させられる状況に追い込まれてしまったぞ!
で、最終的に分かった事は、ワンセグ携帯のテレビを見ながら散歩なんて出来はしないという事。もちろん電車の中では使えなかったし・・・ワンセグ携帯か・・・なんて中途半端な商品なんだ!
本日の結論
久々の散歩でグダグダに疲れ切ってしまったぞ! (前回と同じ結論ぢゃん!)------------------------------
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