散歩的立寄処
2006年10月20日 その時、警察官の対応は?

交番とは?
お巡りさんが交替で番をすることを、
交番、交番と言っているうちに、
すっかり定着してしまい、
1994年より正式名称となりました。

「まったく意味が分からない質問である」

10月19日は、朝から晴れ渡りとても気持ちのよい日となった。年間14日しか無い快適指数100%の天気だと言う。こんな日はちょっと体を動かしてみたくなるものだ。私は休職してこの7か月の間、自宅にこもりほとんど寝たきり老人のような生活を続けていた。そろそろ体を動かしておかないと社会復帰もままならなくなる。とりあえず散歩にでも出かけてみるか。

さて散歩に出かけるにあたって、どのようなコースをたどるべきであろうか?目標を定めずダラダラと歩くのはちょっと辛い。そこで目標は「おいしい昼食」にしてみた。当家から東横線「日吉駅」までは4km弱の距離。ゆったり歩いて往復なら2時間程度の散歩が出来るのだ。何とかクリアできる距離ではないだろうか?

11時半に家を出る。ジャージ姿で持ち物は財布とハンカチだけ。携帯電話も持たず完全な手ぶら状態だ!マンションの階段を軽やかに降り、道路へと出た。日差しは暑いが、空気が乾燥していて気持ちよい。ズンズンと歩き始めた。少し歩くと当家の周辺はまだまだ畑が残っている地帯だ。やがて農道の地帯へと差しかかった。建物も無く道路の両サイドは畑のみ。さわやかな風が吹き付けて来た。黙々と歩く。散歩開始後20分経過。

と・・・その時、私には不安がよぎった。実は私は自宅を出て30分後には必ずと言ってよいほど便意を催すのだ。不思議なくらい出かける際には毎回催してしまうのだ!いつもであれば、行動中の駅やスーパーのトイレを利用できるが、今は回りに何も無い道ばたなのである。ここで便意が襲って来たらどうしようもない。先を急ぐとするか・・・。

さらに5分ほど歩いて、住宅地帯に入った。坂を下りそして昇り、バス通りへと出た。バス通りと言っても道幅は狭い田舎の路だ。この時点で日吉駅までのほぼ半分まで来た事になる。が・・・ううう・・・イカン!イカン!ついに不安が的中したのである!便意勃発!だが、回りにすぐに使えるようなトイレは無い。スーパーもかなり先にしかない。さあどうする?どうするんだよ〜〜〜!!!

なんとか我慢できる限り歩き続けてみよう!さすれば道は見つかるに違いない!脂汗を流しつつ小股で歩き続ける事5分「お食事処」の看板が見えた!お昼の定食を出している店のようだ。この店に飛び込めばトイレと昼食の両方がクリアできる事になる。だが、昼食をとるにはまだちょっと早いし・・・どうする?

次の瞬間、思い出した事があった。その場所からさらに数分歩いた先に「交番」が存在しているのだ。そうだ!交番の世話になろう!「お食事処」を素通りし交番へ急いだ。で、交番に近づくにつれさらに思い出した事があった。交番は警察官が居ないケースも多い。そんな悲惨な状況になったらど〜しよう?その時は頑張ってまた「お食事処」まで戻って来るべきか?不安を抱えつつズンズン交番へ近づいて行く。もうそろそろ便意を我慢するのは限界が迫っていたのだ・・・。爆破へのカウントダウン開始!

交番の入り口にあるパトライトが赤く回転しているのが見えた。これは警官が居ると言う合図か?入り口が見えて来た。おおお〜〜〜!!!2名の警官が机についているではないか〜〜〜!!!ラッキ〜である!ラッキ〜である!交番の硝子戸を開いて警察官に声をかけた。

倉庫番 「あの〜お手洗いを使わせてもらえませんか?」

警察官 「近くにお住まいですか?」

なんだ?まったく意味が分からない質問である。近くに住んでいれば使わせてくれるのか?それとも遠くから来ていれば使わせてくれるのか?それとも近くに住んでいれば自宅に帰って使えというのか?さらに誰にも使わせたくないのか?ここは交番だぞ!私はきちんと税金を払っているのだ。この交番は私の税金で作られた可能性もあるのだ!私には交番のトイレを使う権利があるのだ〜〜〜!!!

倉庫番 「はい・・・近くです・・・」
警察官 「小ですか?大ですか?」

うおおお〜〜〜さらに理解できない質問が飛んで来たぞ〜〜〜!!!大だろうと小だろうとどちらでも良いではないか!その質問をする事で何か状況が変わるとでも言うのか?「小です」と答えて大をした場合は詐欺罪で逮捕するとでも言うのか?その質問をして何かあんたにメリットがあるのかよ?早くしてくれ〜〜〜!!!

倉庫番 「大です・・・もう限界です・・・」
警察官 「それではこちらへどうぞ!」

最初からそう言えばいいのだよ!私は転げ込むように交番内のトイレに駆け込んだ・・・。が、目の前にあったのは和式のトイレだった。久しぶりに散歩で歩いて来て、足が疲れ始めているのに和式トイレはいささか辛い。だが、贅沢は言っていられない状況だ。太ももをブルブルさせつつ一気に脱糞!ふ〜〜〜っ天国じゃ〜〜〜!!!

倉庫番 「どうも助かりました!ありがとうございました!」
警察官 「はい」

ううむ・・・使用後は質問しないのかよ?例えば「便の状況は軟便でしたか?」とか・・・(しねえしねえ!)何はともあれ便意解消により体が軽くなった!さらに散歩は続くのである!

その後、日吉駅前でおいしい昼食にありつき、無事に復路も走破し自宅へ帰り着く事が出来た。約2時間半の散歩であった。で、今後このコースで散歩を日々続けるとした場合、ほぼ同じ場所で便意を催す可能性が大きい。そうなるとまた次回も交番の世話になるのだろうか?そしてそれが日々続き、毎日のように交番で脱糞する事になるのだろうか?そうなった場合あの警察官はどのような質問をぶつけてくるようになるのだろうか?楽しみである!



本日の結論
久々の散歩でグダグダに疲れ切ってしまったぞ!

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