重複的夢中厠
2006年03月28日 こんな経験はいやだ・・・。

トイレに行く夢を見た。

「悲惨な結果になるはずだが」

桜が咲いて来たねえ!今年もまた無事に春を迎えられたって、生きている喜びが有る。日本人独特の感情なのだろうか?と言っても例年の春とは違って私は今、休職の身だ。のんびりと昼間の桜を眺め回している時間はいくらでもある。一つひとつの桜の樹の違いをじっくり見分けるだけのゆったりとした時間の流れの中にいるのだ。

そんな春の日にこんな事を経験した。

数日前のことだった。明け方5時頃だろうか、ふと目が覚めた。尿意を催しベッドから起き上がった。自室のドアを開けトイレに向かった。トイレのドアを開く。するとそこには・・・なんだこりゃ〜〜〜!!!トイレ内からみごとに便器が消えていたのだ。その狭い空間には床しかなかった。床には配管の痕跡さえ無い。いったい誰がこんな事をしたのだ?

ううむ・・・。マンションのトイレの便器が現実に消えるはずが無い。となると、これは夢である。私は夢を見ているに違いない。どうすればこの夢から抜け出す事が出来るのだ?尿意は有るので処理しなければならないのだ。そうだ!妻にビンタではり倒してもらおう!そうすれば夢から覚めるはずだ! 夢の中であわてて妻の寝室へと向かった。

妻の部屋へ向かう途中、知らないお掃除おばさんがいた。廊下をせっせと掃除しているのである。これもまた現実ではあり得ない。おばさんに軽く会釈をして妻の部屋のドアを開けた。すると・・・うおおお〜〜〜!!!そこにあるはずのベッドは見当たらず、広大な中華レストランの店内が見えたのである!少し離れた回るテーブルに妻がいた。そこで私は妻に頼み込んだ。「俺のほっぺたをはり倒してくれ!」妻は平然と私の顔面を張り飛ばした!

その瞬間私は、また自分のベッドの中にいるのに気付いた。夢から覚めたのである。やはり尿意を感じる。ベッドから起き上がり再び現実のトイレへ向かった。トイレの中をのぞいてみると、床から壁まですべてが大理石で豪華この上ない造りになっていた。うちのトイレじゃねーぞ!しかも水洗の水がザーザー流れっぱなしである。こりゃ変だ!変だぞ〜〜〜!!!まだ私は夢の中から抜け出していない!くっそ〜〜〜!!!

またしても夢の中で妻の部屋へと急いだ。再び思いっきり妻に私のほっぺたをはり倒してもらった。夢だから痛くはないが、次の瞬間!私は自分のベッドにいるのに気付いた。今度こそじっくりと掛け布団を確認し、自室の様子を見回した。間違いない。今度こそ現実である。ゆめではない!そう確信して、ゆっくり起き上がりトイレへと向かった。

だが・・・トイレのドアノブに手をかけたとき違和感を感じた。ドアの開く方向がいつもと逆になっていたのだ。なんだこりゃ?逆開きのドアのはずが無い・・・ううう・・・まだ夢の中にいるのか・・・ううう・・・私は何度妻にはり倒されれば良いのだ!念のために又しても妻の部屋に向かうのであった。もちろん今回も妻に思いっきりビンタを食らった・・・。

4回目の目覚めである。私はベッドの中にいた。現実なのか?夢の中なのか?自信はもはや無くなっていた。おろおろと起き上がりトイレへ向かった。今度の風景は見慣れたものである。トイレのドアを開いた。おおお〜〜〜!!!懐かしい当家のトイレである。間違いない!もうこれは現実である!放尿〜〜〜!!!放尿〜〜〜!!!放尿〜〜〜!!!この行為がまだ夢の中であれば私のベッドは悲惨な結果になるはずだが・・・ふっふっふ・・・現実のトイレであったようだ。その後私は再びベッドに戻り眠りについたのである!



本日の結論
あの日からずっと私は夢の中で生き続けている可能性は無いのか?

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