舌先的茶味覚

2006年02月07日 味覚の不思議が・・・。


これは冷たい用ボトル

「洗脳されているのか?」

それは寒い2月6日夜のことだった。会社から帰宅時にいつもの通り、妻が車で駅まで迎えに来てくれるのを待っていた時だった。20時頃だろうか、寒風が吹き抜け、今にも雪が降りそうな気配を見せていた。レギュラーポジションとしての待ち合わせ場所に立っていた時、やたらに喉が渇いているのに気付いた。

目の前には飲み物の自動販売機があった。何か飲んでみようと自販機に近づいた。夕飯前なので、糖分や炭酸ものは避けるとして、残るのはウーロン茶か、緑茶だった。この凍える風の中で冷たい飲み物もなかろうとHOTと書かれたボタンを探した。そしてあったのは「サ●トリーの伊右衛門」だった。

「サ●トリーの伊右衛門」は冷たい状態で今までに飲んだことは何度もあった。美味しいお茶である。世間一般的にも大売れしているようだ。しかし、HOTでというのは今回初めての出会いであった。迷わずボタンを押した。取り出してみると手袋ははめていたが、アルミボトルの温もりが伝わって来た。そうか・・・HOTはアルミボトルなのだな!

まだ車が到着する気配はない。ふたを開け「HOTの伊右衛門」を一口飲んでみた。まずは口いっぱいに広げて舌にころがし味わってみた「う・・・うまい!うまいぞこれは〜!」続けてもう一口!やはり美味い!お茶の渋みもなくすっきりした味わいの中に感じる「うまみ」イノシン酸やグルタミン酸につうじるあの味わい深い「うまみ」を感じたのである。自販機のお茶がこれほど美味いとは!

直後に妻運転の車が到着。乗り込んで続きを飲み始めた。一口ひとくち味わいながらじっくりとボトルが空になるまで飲み続けた。空腹であった為に、味覚が敏感になっていたせいもあるのだろうがお茶が「冷やし」と「温め」でこれほどの味の差が出るとは思わなかった。

で、帰宅し夕食を済ませたのだが、その後もやはりあの「HOTの伊右衛門」の味が舌の上に残っていた。なんでだ?食事を終えたので舌は他の味覚によって変化したはずだが・・・。更に驚きの結果が翌日やって来た。昼食も終えて、ゆったり午後のカフェラテを飲み終えた時に突然「HOTの伊右衛門」のうまみが舌の上に蘇ったのである!なんだこりゃ〜〜〜!!!コーヒー飲んだのにお茶のうま味が残るとは!なんでだろう?なんでだろう?私の舌は「HOTの伊右衛門」に洗脳されているのか?



本日の結論
今日の帰りにもきっと「HOTの伊右衛門」を買うことになるだろう!
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