突発的抜歯談

2005年10月19日 ク〜〜〜朝っぱらから・・・!


「頼りない食生活になるだろうな

朝起きて最初に口にしたのは完熟のバナナだった。最近頻繁に朝食として口にしている。歯で噛む必要がないほど柔らかくなっていたバナナ。口いっぱいに頬張ると芳香が広がる。そして、数回咀嚼した時だった。突然、右上奥歯に違和感を持ったのだった。一番奥の歯が浮いたような感じになり上手く噛めないのだ。なんだこりゃ?さらに部分入れ歯も使っていたので、それも浮き上がりとてつもなく変な感じがして来た。

あわててお茶でバナナを流し込み、奥歯付近に指先を突っ込んでみるとポロリと奥歯にかぶせてあった金属が落ちて来た。おおお〜〜〜!!!朝っぱらから大変なことになったぞ!この奥歯が存在しないと部分入れ歯が固定出来ないので、口の中の右奥上は奥から3本も歯が無いことになる。舌先で金属冠が外れた奥歯のあたりを触れてみるとザラリと気持ち悪い。軟弱な完熟バナナを食べたショックで外れるのはそれ以前に充分に外れる要因があったのだろうな。この時点で、8時30分だった。

「三浦さんにメールを書くからこれから歯医者に行こう!」と妻は早くも積極的に動きだした。三浦さんというのは、私と妻の「歯の主治医」である。当然、このWEBも日々読まれている仲良し歯科医師の方なのだ。病院のオープンは9時である。すぐに移動開始。9時過ぎには病院へたどり着けた。保険証を提出して初診の手続き。

15分ほどで名前を呼ばれ診察用の椅子に座ってみると、三浦医師は私の口腔内を覗き込み、冷静にこう告げるのであった。「この奥歯は割れています、もう使えないので抜くしかないですね」すぐにレントゲン写真を撮影しチェックに入った。私の奥歯の歯根は見事に3つに割れていた。「この状態で痛みは無かったですか?」と聞かれたがそんな記憶は無い。だが、事実は事実として既に奥歯は使えない3分割状態なのだ。医師はすぐに奥歯の割れた部分を抜きさる作業に入った。まずは麻酔の注射から。

麻酔薬のおかげで歯茎が膨らんだような感覚になった。ごりごりガリガリと歯茎から歯根が抜かれさらにその根元の掃除も始まったようだ。さほど時間はかからず作業は終了。目の前のステンレスのブレートには抜かれたばかりの歯根3片と病巣が一つのせられていた。医師の説明によると、この割れ方と病巣を観るとずいぶん前から割れていたようだとの判断だった。今更悔やんでも仕方が無いが、抜いちまったもんはしょうがない。歯茎が落ち着いた頃に部分入れ歯の型取りをする事になる。歯茎が完全に落ち着くのは1.5か月先だと言う。しばらくは右側の奥歯が存在しないので、頼りない食生活になるだろうな。ちなみに、バナナを食ってから抜歯完了まで1.5時間の早業だった。

精神的に落ち込んでいる時に、さらに歯まで抜くと言われるのはどうも辛いものがある。いまもまだ血の臭いが口の中を漂っているし・・・。抗生物質を飲んで化膿を押さえつつ、明日の朝まではうっすらとした歯茎の痛みを我慢か・・・。

なんてな朝っぱらからドタバタした一日だったなあ・・・。ところで・・・この文章はいったい何が言いたいのだろうか?


本日の結論
完熟バナナは危険である!(そうか〜?)

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