携帯的無現金

2005年09月15日 支払いの一考察・・・!


チャリ〜ン〜〜〜

「出て来ない確率

この歳になって、まだ経験していない事柄はたくさんある。今日はその初体験の話。

チャリ〜ン〜〜〜こんな電子サウンドが貴方のそばで聞こえて来たことは無いだろうか?最近になって私の周りではやたらに聞こえてくるようになった。正体は「エディー」と呼ばれる「おさいふ携帯」の支払いの際、受信機から発せられる支払い確認の音なのだ。「エディー」は、携帯電話に内蔵されたICに現金とリンクさせたデータをチャージさせて、それを店頭の支払機で読み取らせ、レジに表示された金額をそこから減算することで売買が成立する仕組みだ。

細かな買い物をしていると、ついついポケットの中やサイフの中に小銭が増えてしまうが、「エディー」だとただ単に支払機に携帯電話をかざすだけで電子情報が行き交い、支払いが全てが終わってしまう。面倒なおつりのやり取りが発生しない。1円単位で支払いが出来るので小銭が増える心配がまったく無い。

妻はしばらく前に「エディー」を使い始めていた。使っていたのはレンタルDVD屋だけだったが。「エディー」で支払うとレンタル料金が5%安くなるのだ。支払いが便利な上に安くなるのだから、妻が使わないわけがない。私も使ってみたかったが、私の携帯電話には「エディー」を使える機能がついていなかった。いくら私が使いたいと思っても物理的に無理だったのである。そして・・・昨夜のことだった。

夜遅く帰宅した娘が、すでにベッドに寝転がっていた私のところへやって来た。「お父さん!おさいふ携帯にしてあげたわよ!」と新しい携帯電話機を持って来たのだ!えっ?そんなことは頼んでないぞ!起き上がってみると、どうも娘からの携帯電話機のプレゼントのようだ。ほほう!そろそろ「エディー」を使ってみたいと思っていた親心を察知し、早くも手配してくれたというのだな?

新しい携帯電話を手に入れると、以前使っていた電話機からのデータ移動や初期設定が面倒でしょうがない。娘よ!そこまでやってくれるのか?ほほう!ほほう!娘はすでにその体勢に入っているではないか!至れり尽くせりだな!「着メロはどれにする?」などと質問が飛んで来た。「なんだっていいよ!」そう答える私であった。気がつけば「スターウォーズのテーマ」が設定されていた・・・。

一夜明けて本日。新しい携帯電話を持ち出社したのはよいのだが、娘に一つ聞き忘れていたことがあった。「エディー」のお金ってどうやってチャージするんだ?私は根本的な部分を知らなかったのだ。出社後社員に聞いてみた。「エディーがあるコンビニでチャージしてくれますよ!」そうか!分からなければ店員に聞けばよいのだな?

御昼休みに出かけた先は近所のampmだった。ここでまずATMから現金を引き出した。その直後にレジに向かった。「この1万円をおさいふ携帯にチャージしたいんですが?どうすればいいんでしょう?」「はい!こちらで承ります!そちらの支払機に携帯を載せて下さい。1万円でよろしいですね?」店員はなにやらレジでカタカタ打ち込んでいたがすぐに、支払機からあの「チャリ〜ン〜〜〜」が聞こえて来た。ほほう!これでチャージ手続きは終わりか!かんたんぢゃないか!

チャージすればすぐに使いたくなるのが人情である。すぐさま昼飯に向かった。さてどこで「エディー」をつかうのだ?おう!そうだ!行きつけのスターバックスにはあったはずだぞ!足を向ける。ホットドッグとカフェ・カプチーノを発注し、レジには660円と表示された。「エディーで御願いします!」ふっふっふ・・・初エディーである!「そちらへ携帯をタッチして下さい!」「チャリ〜ン〜〜〜」おおお〜〜〜!!!ついにエディーでの初支払いが終了である!小銭が発生しないし、金銭のやり取りも面倒ではない。これは便利だ!近未来の生活の入り口にいるような気分だ〜〜〜!

だが・・・何か「エディー」に盲点は無いのだろうか?自分的に考えると「必要も無いのにチマチマした買い物をついエディーでやりたくなるよなあ・・・」と感じるが、それも慣れるまでの間か?おさいふ携帯を落としてしまうと現金が入ったサイフと同じだからなあ・・・。出て来ない確率が高くなるよなあ・・・。



本日の結論
最近、すっかり娘をアテにしている私である!

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