六弦的地球考
2005年02月20日 ふと気付いた疑問が・・・


このようにセッティングしてみた!


「どなたか知っていたら教えて!」

以前は苦手だったアコースティックギターも、弦高低めのBugsGearをさらに低くセッティングする事で、最近ではかなり楽に触る事が出来る様になって来た。嬉しい進歩である。そんな昨今、ピエゾ付きのエレアコを弾いていた時「あら?」と気付いた事があった。どうして今まで気付かなかったのだろうか?と思える程初心者的な疑問である!

エレクトリック・ギターは弦がアンテナとなって空中に飛び交う電磁波を拾ってしまう。そうすると、ギターを弾いていなくてもアンプで増幅されたノイズがスピーカーから飛び出して来る事になる。「ブ〜〜〜ン」とか「ジ〜〜〜〜〜」とか「シ〜〜〜〜〜」とかライブ会場でお馴染みの音だ。弦だけではなく、シールドや金属パーツもアンテナとなり電磁波を拾いまくり、ノイズの原因となる。そこでノイズ対策の為にさまざまな工夫がエレクトリック・ギターには盛り込まれているのだが・・・。

その対策のひとつに、電装系のアースを弦に接触させ、ギタリストが弦を触っていればアース線から人体を経由して地球と一体化するものがある。これでノイズは激減する。多くのエレクトリックギターはそのような構造である。ところが私のエレアコを観ていたら、6本の弦はどれもアース線と接触していない事実に気付いた。つまり、私のエレアコはシールドが拾ったノイズの逃げ場が演奏者の人体へ無い事になる。

サドルが金属製であれば、弦から人体に逃がすアース加工は可能な気がする。だが・・・牛骨やプラスティックで成形されたサドルでは、そのアースが取れないではないか! ううむ・・・どうしよう・・・。ノイズゲートなどのエフェクターで消す方法もあるが、それは使いたくないし・・・。

念のために、アンプを通したエレアコのノイズの音を確認しつつ、シールドのプラグ部分に素手で触ってみたところ、見事にノイズは消えてくれた。おおお!!!そうかそうか!やはりエレアコのノイズはアースすれば消えてくれるのだな!だ〜が〜そのままジプラグを触りっぱなしでは演奏する事が出来なくなる。なんらかの構造的アース対策を採用しなければ解決しない事態である!

一番簡単な方法は、シールドからアースの枝線を出し、手首や足首等の素肌部分へ直接巻き付けることだ。だが、これだと演奏中の動きが制限される事になる。ステージで派手なアクションをキメにくいか?(キメるのか〜?)さっそく実験開始だ!

まず、シールド・コードのプラグを緩め1mほどの導線を1本加えた。プラグのネジ部分を利用して締め込んで止めるのだ。さらにその反対側には金属の小さなボルト用座金をハンダ付けした。この座金部分を演奏者の皮膚に接触させればノイズは激減するはずだ。皮膚に接触させる部分はハンダの出っ張りが痛いので絶縁テープでハンダ部分をカバーした。以下の画像が完成形である!

実際に試してみた。まずは座金部分を靴下の中に突っ込み足首に接触するようにした。するとアンプから出てくるノイズは激減したが、まだ少し感じるほどは残っていた。なぜだ?そこで座金を指先で触ってみたところ、ノイズはほとんど消え去ったのだ!ううむ・・・そうか・・・そうか・・・そうだったのか・・・。私の足首はこの乾燥時期であることと、加齢により皮膚がかなり乾燥していたのである!そのため電気抵抗が大きいはずなのだ。だが、指先にはまだ少しは湿り気があるようだ。

座金ではなく、指輪型、あるいは腕輪型にすれば指や腕に取り付ける事が出来るが、それでは演奏が窮屈だな。腰あたりに挟むのはどうだろうか?さっそくやってみよう!ベルトの隙間からパンツの内側に入れ腰の部分に接触させてみた。これならベルトで止まっているのでズレる事が無い。お〜〜〜!!!アンプから出て来たサウンドにノイズがほとんど感じられない!大成功である!

しか〜し!このやり方はどうも格好悪いなあ!
で、どうなのだろうかアレアコのアースは本来どうやって処理されるのが正しいのだろうか?どうやって処理すべきなのだろうか? どなたか知っていたら教えて!



本日の結論
どうもこのところネタが浮かばなくて、この程度の事しか書けないなあ・・・。

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