六弦的新登場
2005年01月11日 再び新しい試みがやって来た!
 



「堕ちてしまうのか・・・うおおお〜〜〜!!!」

成人の日を含む3連休は、正月休みよりも心安らぎ、かつ充実した時間が持てた。短かったのに、この安らぎ感があるのはなぜだろう?正月休みはダラダラ過ごしすぎたのだろうなあ・・・。で、この3日間で様々な展開があった。それほど劇的では無いが、ちょっと書いてみようか。

BugsGearでお馴染みのストリングネット社に昨年末に遊びに行った際、郭社長からこのような申し出でがあった。「家族で音楽を演奏して録音やミキシングをやりたいと ZOOMマルチレコーダー を買ったのですが、マニュアルを読んでも使い方が分らないので放置しています。使い方を教えてもらえませんか?」おっと〜!私はまだギターを演奏する入り口にいるので、宅録なんてな発想は持っていなかったのだ。ましてやそのようなデジタル録音機器の使い方を御指導できるわけが無い。

かといって、専門用語羅列で分かりにくいのがデジタル系の「マニュアル本」の常である。日本語の表現に対して100%理解できない方々は、読解するのにかなり苦しい戦いがあるに違い無い。私にハングルで書かれたマニュアルを読めと言われても気が遠くなるもんなあ・・・。さて、私も知らない機材をどうやって教えればよいのか?そういえば、登録会員00205是永様は自宅でDTM録音される頻度が高い職業である。プロである!相談してみるべきだ!連絡をとったところ、快く「手が空いた時にお教えしましょう!」と言っていただいた。ちなみに、是永様の御自宅での作業の際には操作パネルを「盲牌」又は「ブラインドタッチ」できるとの発言であった!

かくして1月8日夕方、ストリングネット社に再び出かけ、ZOOMマルチレコーダーをお預かりして来た。是永様によると、エフェクターも入っているしチューナーも付いているので、取りあえず自宅でギターの練習をする際に使いつつ様子を見たらとの御指導であった。まずは、ZOOMのOUT端子からコンピュータ用のスピーカーに使用していたアンプへ繋いだ。ギターをZOOMに繋ぎ、恐るおそる弾いてみると、音が出ない・・・。そりゃそうだよな、な〜んにも設定して無いんだもんな!

慌ててマニュアルを引っぱりだし、目次を読み出した。取りあえず音を出す事だけできればよいのだ!それはあっさり見つかった。フムフムと設定し再び弾いてみると、 今度はちゃんとスピーカーから音が飛び出して来たぞ!次に内臓のプリセット・エフェクタを聞いてみよう・・・。が・・・私が欲しい音がなかなかでてこなかった。なんだかごちゃごちゃし過ぎている感じ。もっとスッキリとした音は出ないのか?結局最終的に選択したのは「ノンエフェクト」のスタンダード設定だった。

チューナーもチェックしてみよう。これはマニュアルを読まなくても目の前のボタンを押しただけであっさり使用できるようになった。サクサクとチューニングを行い。これまたベンリ!マルチレコーダーを使用中にもこまめにチューニングできるのは嬉しいなあ!だが、その日はそれで止める事にした。そこから先の使用についてはじっくりマニュアルと取り組まなければならなくなる。私は他にもやりたい事が山ほどあるのだ!いずれしっかり使用方法を覚えて宅録に挑戦してみよう!それが出来るようになったらお教えしますから〜〜〜!!!

実は本日の本題はこれからである!

先週1週間程ストリングネット社がヤフーオークションに出品していたエレキ・ギターがあった。10本出品され5本が昨日までに落札された。ブランド名は「Kraken Guitar」である。このギターは現在ストリングネット社が日本での専属販売契約を結んでいる。このギターの特徴は一言で言えば「フルチョイスシステム・カスタムギター」である。詳細に述べれば、以下のようになる。

ヘッド形状、ボディー形状、ネック形状、インレイ、ピックアップ、ノブ、チューナー、カラーリング等、それぞれの項目で多種に用意された形状を選択し、自分の好みのギターを組み上げてもらうシステムである。その選択範囲は驚く程多種に渡るのだ。選択方法はWEBである。画像を見ながら各種パーツを選択して行き合計の価格が表示される仕組みだ。それで納得できる価格であれば注文すればよいのだ!

「Kraken Guitar」ギターは韓国で20年ギター造りを行っている工房で製作される。ユーザーに進行状況を確認してもらうため、製造行程を逐一撮影しWEBに掲載する予定になっている。もちろん、オーダーされた方のみがアクセスできるIDを発行するのだと聞いている。日々完成に近付くのを楽しみに待っていられるのだ!

しかし、いきなりこのようなシステムをスタートさせてもなかなか恐くて手が出せない。そこでストリングネット社はBugsGear Gutarのスタート時と同じように、サンプル製作した「Kraken Guitar」をオークション出品したのだった。最低落札価格は8万円〜10万円の範囲である。早速私もアクセスし、商品の画像を眺めてみた。ううむ・・・これは・・・いいかもしんない!

特に商品番号 Kraken Flagman K#0410008 のギターが気になった。笑える程に豪華なデザインになっているのだ!一度こちらを御覧になっていただきたい。他のギターも御興味があれば是非御覧になっていただきたい!画像を見ると、コントロールキャビティーに実に丹念なシールド処理が施されている事に気付く。通電塗料ドータイドを塗った上にさらに薄い銅板でアースを取っているようだ。



デザインの種類は豊富にあるのだから、くどい豪華さが苦手な方はそれなりにシンプルなデザインで発注すればよいだけだな。

さてと、オークション参加者達は「Kraken Guitar」に対しどのような反応を示すのか?多かった質問は「最低落札価格はおいくらですか?」であった。これは私も気になっていたのだが、先ほども書いたとおり市場調査用「サンプル生産品」出品であるためかなり低く抑えてあった。8万円〜10万円だ。ほほう!私が見る限り、カスタム・デザインでこの価格は安い!さあどうする?どうなる?

やはりオークションの出足は遅かった。「これって・・・なんだよ?」と観察者達は魅力的には感じているが・・・不安げな様子見具合が感じられた。なかなか入札が始まらなかった。で、私が気にしていたのは Kraken Flagman K#0410004 と Kraken Flagman K#0410008 の2本だった。日々観察を続けていた。オークション最終日にストリングネット社に遊びに行った際、この2本が落札されなければ私がモニターとしてお借りしたいと申し入れしてみた。あっさりとOKをもらったので楽しみであった。まだ韓国の工房に置いてあるので、届き次第連絡してもらえる事になった。さらに、どちらかを私が落札してもいいかなとさえ思っていたのだが・・・。

しか〜し・・・なんと!オークション終了時刻間際になって、私はコタツで眠りこけてしまったのである!深夜0時過ぎに妻から起こされた私は慌ててオークションのチェックを行ってみた。うおおお〜〜〜!!!2本ともほぼ最低落札価格で落札されてしまっているではないか〜〜〜!!!しまった〜〜〜!!!うおおお〜〜〜!!!私はモニターとしても触る事が出来なくなっちまったぞ〜〜〜!!!


Kraken Flagman K#0410004


Kraken Flagman K#0410008

さて、私が何故この2本を注目していたかと言うと、そのカラーリングだった。私の好きな「キルトメイプル」である上にカラーリングが「タイガーアイ」なのだ。このカラーリングは「PRS」のプライベートストック(オーダー生産品)で有名なカラーリングである。通常販売のPRSには使われていないのだ。オーダーのみのカラー・・・だれしも憧れるではないか〜!ただ、PRSのプライベートストックは130万円程する。片や10万円で落札できたのである!面白いとは思わないか?問題となるのはギターとしてのクオリティーだが・・・私はこの眼で仕上がり具合を確認をしたかったのだ!

しか〜し!コタツで眠っちまったもんはしょうがない!とっとと諦めるとして、残る手はこれらのギターがストリングネット社に届き、落札者へ発送されるまでのわずかな隙を狙って、完成度を拝見させてもらうことである!それで気に入れば・・・。ううう・・・私はまた新しい歩みを始めてしまうのか・・・それとも六弦地獄に堕ちてしまうのか・・・うおおお〜〜〜!!!(きっと堕ちるぞ〜!)

ところで Kraken Guitar は正式にカスタム発注すると価格はいくらになるのだろうか?気になるな〜〜〜!!!
日本での受注WEBシステムが出来上がり次第、皆様にお知らせする事にしよう!



本日の結論
ZOOMマルチレコーダー の韓国語マニュアルをどなたかお持ちではないか?

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