労働的対価考

2004年12月02日 この商品名は正式にはなんと?
 



「キッチンハイテク武装化」

9月に退職した娘は、11月末までの3か月間に渡りダイエットの為にスポーツ倶楽部へ通っていた。週に3日〜4日も通っていれば、やや細くなったか?という程度には減量できたようだ・・・。さらに3か月間スポーツ倶楽部へ通えば、かなりダイエット目標に近付けるとは思うのだが、ここに来て急激にその状況が変化した!

前の会社を退職した際に娘が企てた作戦とは「3か月はジム通いを真面目に行い、失業保険がもらえるようになったらさらに3か月間じっくり職を探しつつ、ジム通いを続け美しく生まれ変わって再就職をするつもり」だったのだ。しかしこの時代、片手間にまっとうな職を探すのは可能なのだろうか?ハラハラしつつ見守り続けたこの3か月間だったのだが・・・。

11月末になって突然、降って湧いたように娘に就職の勧誘電話が掛かってくるようになった。日に2回も3回も同じ派遣会社から掛かってくるのだ。当初「今はちょっとまだ・・・」とダイエットに専念するために勧誘を断り続けていたのだが、その電話が毎日来るようになり、あまりの熱心さに遂に娘も観念したようだ。就職を承諾したのである。失業保険を一度ももらわぬうちに陥落である!さらにダイエットも中途半端のままなのだ!!わははは!!

今週になり、バタバタと就職先の環境チェックや派遣会社の面接、11月30日に勤務先での面接を経て2時間後には、もう採用決定の連絡が届いたのだった。そして!本日より勤務開始!実に早い展開である。娘も新しい勤務先の環境をとても気に入ったようだが、相手も娘を気にいってくれたようだ。お互いが気に入っているのだから、今度は上手く行くだろうなあ・・・。ちゃんと稼いで、携帯電話代を払ってくれよな〜〜〜!!!

じつは私と妻と母の携帯電話代は娘が払ってくれているのだ!しか〜し!このところ収入がなくなった娘にはそれを行うのが困難になったため、妻の一方的な解釈により、私のお小遣いが減らされ、その分が娘に渡されていたのだ!娘が就職することにより、やっと私の小遣いが元の金額に復活するのである!娘の就職より、その小遣い復活の処遇の方が嬉しい本日の私なのである!(なんじゃそりゃ〜!)

なぜ、娘の就職話しから書き出したかと言うと、その実態は・・・ふっふっふ・・・親類縁者に対する「近況報告」である!このWEBは思っていたよりも多くの親戚がアクセスしていると報告が来ている。ちなみに「親戚がアクセクしている」のではない。当家の環境変化があれば、ここに書くことで一気に親戚中が知ることになり、いちいち個別の報告をしなくても済むってことなのだ。てなことだから、弟よ!これを読んだら母に上記内容を伝えてくれ〜!(おいおい!家庭内業務連絡かよ〜!)

さて、労働に対する対価は給与で支払われるが、専業主婦は日々の労働の対価として家庭内では何が支払われるべきか?私の場合は給与を全額妻に渡しているのだから、対価なんて生易しいものではない程支払っているようなものだ。だが!それでも何か欲しがる妻に対し「食器洗濯機」を買ってやろうか?と数年前から言っていたのだが・・・。このような目標が設定された場合、妻は呆れる程慎重な行動を始める。

まず冷暖房器具や洗濯機とは違って「食器洗濯機」が無くても今までやって来れたのだから、慌てて動くことは無いとデータ収集に奔走しはじめる。さらには量販店の店頭で実物を見て、機能の問い合わせし、さらにはWEB検索で安い店を探しはじめるのだ!私が「買っていいよ!」と言い始めて約2年が過ぎた。だがその間、妻は「もっといい商品が・・・もっと安い商品が・・・」とひたすら研究だけの日々だったのである!

先月になり、その研究の量が急激に増え始めた。遂にはP社とT社の2機種に絞られ、店頭デモ機の調査も行われたようだ。WEBでの価格調査も熾烈を極めた。格安荷ズレ品まで調査の対象となっていたのである!妻の最終判断ではP社とT社のどちらを選ぶのか?何が決め手の材料となるのか?私は興味津々であった!

「食器洗濯機」を導入するためには、流し台の水周りに手を加える必要がある。当家のオリジナル状態では取り付けが出来ないのだ。そこでさらに、調査対象は「水道蛇口」の取り替え作業にまで及ぶのである!蛇口の形状、取り付け料金、果ては自力での取り替えが可能か?まで執拗に調査が続くのである。リチャード・キンブルを追い続けるジェラード警部の執念にも似た妻の調査はやがて終演を迎える時が来た!

11月末になり、帰宅してみると台所の水道周りが取り替えられていたのだ。さすがにこの交換は水道業者に発注したという。この水道業者も念入りに調査し極安の業者を選定したようだ。取り付けられた蛇口のパーツはクロームメッキも眩しく、その立ち上がった部分には「食器洗濯機」へ水を流すための分岐が造られていた。ほほ〜〜〜!!!これはそろそろ「食器洗濯機」へのカウントダウンが始まったのだな?と予感させるに充分な風景であった!ここで、もうひとつ重要な変更点があるのを見のがさなかった。

水道のノブ部分が以前のモノと動きが逆に造られていたのだ!以前はノブを下げれば水が出て来た。上げれば止まるのは当たり前。ところが「阪神淡路大地震」の時にその構造に欠陥があることが判明した。この構造では落下物が水道のノブにぶつかると、水が出っ放しになってしまったのだ。そこでそれ以降生産されたノブは、上げると水が出て、下げると止まるように改善されたのだ!

12月1日帰宅してみると、「食器洗濯機」が当家に届けられていた。いよいよ最終兵器の登場である!帰宅後すぐに台所へ持ち込み、セットした。寸法は台所のコーナーにすっぽりおさまった。水道へもすんなり繋がった。電源も問題ない。さすがに台所の電源にはアース端子が用意されているので、これもキチンと繋ぎ込んだ。後は「食器洗濯機」の振動軽減と傾きを調整するためゴムのカマセモノを差し込みセッティングは完了した!

さらに!台所には「セラミック遠赤外線ヒーター」も同時に導入されていた。うおおお〜〜〜!!!液晶テレビもあり、最新鋭洗濯機の設置もあり、 なんということだ!私が知らないうちに当家のキッチンハイテク武装化は着々と進んでいるのだ!最近「電子レンジ」の調子が悪くなって来たので、これも近いうちに取り替えられる可能性が出て来た。さて、どのような「電子レンジ」が導入されるのか?そろそろ妻が「電子レンジ」の研究に入るころである。2年後が楽しみだ!(おいおい!2年後かよ〜!)

ここまで「食器洗濯機」と何度も書いて来たが、調べてみると「食器洗い乾燥機」が正しいようだ!(ふ〜ん・・・)



本日の結論
あれほどP社とT社に絞り研究していたはずの「食器洗い乾燥機」だが・・・届いていたのはS社製だった!うっ・・・。

------------------------------

「独断倉庫」に関しての御意見は「啓示倉庫」へ書き込んで下さいな。



GO TO HOME PAGE