百円的知人本
2004年11月04日 こんな本を発見して!
 

木元裕子著「ほんじゃまジャマイカ」1994年刊


「何が悪いんだ〜〜〜!!!」

新潟県地方を襲った震災はかなりひどい状況になっているようだ。1964年にあった新潟地震の時には私は小学6年生だった。学校でまとめて様々な物資を送ったのを記憶している。あの時初めて液状化現象が起こる事を知り、アパートが倒れている姿をテレビのニュースで見たのを覚えているなあ。そんな地震情報が日々流れる中で被災地と思われる新潟県長岡市から「登録会員になりたい!」と申し出でがあった。登録会員00211 大川様である。長岡駅は崩壊の危険があり立ち入り禁止になる程の状況だったようだが、大川様のコンピュータは被害に遭わなかったようだ。何よりである!

大川様はギター好きで、御自分のWEBもお持ちだ。すでにBugsGearのSJTC-30ETLをお持ちの方だ。この機種は数本だけテスト生産されていた物で、まだカタログには載っていないレアものである。私も欲しかったくらいなのだ!ところが・・・「楽器は地震で大丈夫だった?」と問い合わせたところ、大川様も先日の大地震の被害に遭われ、所有ギターやベースが何本も痛んでしまったそうだ。

被害にあったのは、ギブソンの65Melody Maker がネックにヒビ 。
レスポールのヒスコレ(01年の58LPと93年のカスタム3PU)2本が、
倒れた、ウッドベースの下敷きになって、傷だらけになりました。
倒れたウッドベースは、ネックが根本から折れて大型ゴミなりました。
SJTC-30ETLは、倒れた時色々名物の下敷きになった様で、
ネックが 捻れて、フレットが浮いてしまいました。


BugsGear SJTC-30ETL も例外ではなかったか・・・。いろんな物の下敷きになりネックがねじれフレットも浮いてしまった半壊状態だと言うのか・・・ううう・・・無惨な状況なのだなあ!いつかはまたBugsGearを買い戻したくて会員登録したと言うのだが・・・。大川様のTOPページにも「BugsGear応援してます」と書かれているのはありがたいことだ!気力を取り戻し、再度BugsGearを手に入れたくなった時は御一報いただきたい!できるだけの御協力はさせていただく所存である!

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2004年11月03日に帰郷する母を羽田に送った帰り道、娘が「BOOK OFF」に寄りたいと言いはじめた。私もそろそろ行きたいと想っていたので行きつけのBOOK OFFへ立ち寄った。同行の妻は「眠い!」と車の中で待機。私は以前から探していた本があったので、早速、棚を眺めつつ目線を飛ばしていた。もちろん、予定外の本でも面白そうな物があればゲットする覚悟である!

本棚の中程に高村薫著「リビエラを撃て」を見つけた。探していた本である。だが・・・その棚は100円コーナーではなかった。1000円の値札が貼られていた。さあどうする?BOOK OFFの醍醐味は「100円で手に入れる!」ことにあるのだが・・・。取りあえず、そのまま放置して次の棚を探しはじめた。ほほう!しばらく来ない間に、面白そうな本が増えているなあ!と次々に手に取りゲットを始めた。そこが100円コーナーであることは言うまでも無い!

で・・・100円コーナーの中に派手な表紙の本を発見した。木元裕子著「ほんじゃまジャマイカ」なる本だ。ここで私はふとその著者名が気になった。昔、私の会社でCMプランナーをやっていた女性と同じ名前なのだ。現在はニューヨーク在住でイラストレーターをやっているとの情報だけを持っていた私だった。本を手に取り表紙をみると、かつて絵コンテでよく見ていたタッチのイラストがあった。間違い無い!

さらに、ぱらりとめくって作者の紹介を見ると、まさに本人であることが確認できた!だが、この本は1994年4月発行なのである!すでに10年以上経過しているのだ!今はどうしているのだろうか?WEBで検索してみるとそれはすぐに見つかった。読んでみると現在もニューヨーク在住であった。彼女はかつてアメリカ国家が募集していた「グリーンビザ」の抽選に応募し「宝くじに当たったかのようにグリーンビザを手に入れた」のである。つまり3か月ごとのビザ更新を気にせずアメリカに永住できる権利を手に入れたのだ。それ以来ず〜っとニューヨーク暮しである。

かつて私の知人がニューヨークのジャマイカン・バーに飲みに行ったところ、そこでウエイトレスとして出て来たのが彼女であったと言う。知人もかつて私と一緒に彼女とCMの仕事をしたことがあったので、ドレッド・ヘアの彼女の容姿にびっくり!帰国後すぐに報告があり、 それで私もおぼろげながら彼女の情報を持っていたのだ。お元気でなによりだ!

さて、BOOK OFFでは、結局9冊の本を買うことにした。木元裕子著「ほんじゃまジャマイカ」と高村薫著「リビエラを撃て」もその中に入れた。「リビエラを撃て」は1000円の本だぞ?よいのか?ふっふっふ・・・実は財布に娘からもらった図書券が1000円分もあったのだ!で、レジカウンターに本と図書券を置くと「945円です!」と言われた。へ?なんで?ああそうか!図書券の分を引いた残りの現金分が945円だと・・・ん?なんか計算が変だぞ?

105円が8冊で840円だ。それに1000円の1冊を加えれば1840円となる。図書券+945円と言うことは1945円になる。これは変だ?明らかに全部が100円本だと計算されているなあ!現金を出そうとしていた私に、横から娘が「図書券だけで足りるよ!」と口を出して来た。ん?娘は店員の間違いに気付いたようである!だが、私はセコイ不正をするつもりは無い!冷静に「この本1冊だけは1000円ですよ」と店員に伝えた。ただちに正しい金額に修正され、再度提示された金額はやはり1840円だった。これでよしと!

この時私が持っていた図書券は、先日娘が部屋を片付けた時に出て来て、ゴミ箱に捨てられかかっていたのをもらった物だった。つまりもともと拾い物のような存在の図書券だったのである。私にとっては原価ゼロなのだ。

1000円分の図書券に追加で840円を現金で支払い店を出た。ところが・・・同行していた娘が「ばっかね〜!黙ってリゃ図書券だけで済んだのに〜!」と私を非難するのである!妻にも「おとうさんたらねえ〜!ばっかよ〜!」と言い付けるのである!正しい価格で購入して何が悪いんだ〜〜〜!!!なんで私が娘にそれほどまでに責められなければならないのだ〜〜〜!!!ううう・・・(実は失敗したと思っているんだろ?)


さて、ここで質問である!あなたならどうする?



本日の結論
いろんな人生があるなあ!

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