貢物的歌劇券
2004年10月15日 懐かしきロックの名曲が!
 

銀座博品館劇場 10月20日〜24日


「私達夫婦がもっと歳をとった時に」

夫婦で映画を見に行くことはたまにあっても、ミュージカルを観に行くことはまずない。記憶している限りでは・・・かつて10年数年前に新宿厚生年金ホールで上演されたミュージカルに一度だけ行ったのを思い出した。内容はもうあまり覚えていないが「草原の小さな家」的西部開拓ものだった。どちらかと言えばお子さま向けの色合いが強かったなあ。といっても、仕事の関係でチケットを家族分もらったので付き合いとして観に行っただけだが・・・。

そして、ここに来て突然ミュージカル・チケットの貢ぎ物があるとメールが届いたのだ!登録会員000205是永様より連絡があったのは銀座博品館劇場で公演される「ロックン ジャム ミュージカル」なる舞台のチケット3枚。つまり「家族3人仲良く揃って観に来なさい!」との強い意志が感じられる貢ぎ物である!まだ、チケットの現物は手元に届いていないのだが・・・。

内容をまったく知らないので、このミュージカルがどのようなモノであるかをWEBで調べてみた。以下に紹介文を転記する。

Rock'n JAM Musical
「ROCK」がもつ魂・・・それは「新たなる創造」 時代が混沌としている時、
それを打開し新たなる時代を創造してきた「ROCK」
それぞれの分野を極めたアーティスト・ミュージシャン・スーパーダンサー達が
そのジャンルを超えて、その熱い時代の魂を再現するべく、今、集結する。
それは、LIVEでもなくMUSICALでもなくDANCE・SHOWでもない。
「歌とダンスと芝居」を融合させ、「ROCK」の魂を伝えるステージ!!
構成・演出・振付はダンス界の鬼才・上島雪夫
芝居を担当する者 歌を担当する者 ダンスを担当する者 それぞれが、
自分の得意分野でその魅力を発揮する「芝居」と「ダンス」を融合させ、
2000年トニー賞に輝いた「CONTACT」
それをより進化させ、新たに「歌」を加えた新しいスタイルの完成形。
「ROCK'N JAM MUSICAL」は、キャストが普段、決して他では見せない自分だけの世界を、
楽しむ・表現する、そして挑戦する場所。 舞台は1970年代〜現代。
1970・80年代のMUSICAL・映画・小説の世界から「ROCK」のテイストをちりばめ、
いくつかのシーンを再現し、それぞれを融合させ一つのストーリーに…
70年代〜80年代のROCKの名曲をベースに、繰り広げられるさまざまな物語。

70年代〜80年代のロックがベースであれば、私も妻もそして娘も充分に堪能できそうな気配がするなあ。
出演者をチェックしてみた。このミュージカルは舞台セットの上にもう一段高いステージが用意されていて、そこに是永様をはじめとする一流ロック・アーティスト達が登場し、ライブ演奏でミュージカルが繰り広げられるようだ。演技をし、踊り、歌う出演者はしっかり顔出しで紹介されていたのだが・・・。是永様の名前は出ていない・・・。あくまでも「裏方」に徹しているのだろうか?

生演奏で舞台が観られるのは、かなり気持ちよいはずだ!記憶をたどると・・・かつてカーマイン・コッポラ指揮のフルオーケストラ生演奏でサイレント映画「ナポレオン」をNHKホールで観たことがある。1980年代初頭だった気がするが・・・。あの時はとてつもなく贅沢な気分を味わったなあ。舞台やライブは、ただそれを鑑賞するだけではなく、出演者と同じ空間の空気を吸っているという一体感がある。同じ時代を一緒に生きているのだとも感じさせる。

週刊誌が1週間遅れで販売され、テレビ番組も数日遅れでオンエアされるような地方都市に住んでいると、このようなライブモノを観に行く事が非常に難しい。私が少年の頃、ベンチャーズが宮崎市民会館に来ると言うので仲間内では大騒ぎだったなあ。ただし、金がないので見に行けなかったが・・・。年に数回だけだがこのようにして生の舞台を見るチャンスが訪れる様になった今、しみじみと「都会に住んでいるんだな〜!」と郷里との距離感も感じてしまう本日なのだ。

映画と違って、舞台やライブは一期一会の切なさがある。二度と観られない儚さがある。観た人の記憶にだけ残される舞台の様子は、やがて記憶の中で整理され美化され構築し直され、さらに美しい記憶として残されて行くはずだ。楽しい思い出には、楽しくない思いでも表裏一体として付属しているはずだが、人の記憶は楽しかった部分だけを残して行く傾向がある。このミュージカルも私達夫婦がもっと歳をとった時に「あのロック・ミュージカルは面白かったよねえ!」と茶飲み話に出てくるだろうか?公演日が楽しみだぞ〜〜〜!!!

ちなみに、公演は10月20日〜24日の5日間だ。
土日のチケットはすでに完売!平日分が少しだけ残っているようだ。
22日の夜、博品館劇場で私を見かけたら是非声をかけていただきたい!

で、このミュージカル話とは全く関係ないのだが・・・昨日電車の中でふと浮かんでしまった言葉が、頭の中をぐるぐる巡っている。意味も分からず韻だけ踏んだこの言葉。いったい何を言おうとしているのだろうか?痒そうな楽しそうな状態を指すのだろうか・・・。

「インキン オブ ジョイ トイ」



本日の結論
花束、差し入れ等、一切目立った行為をしないで関係者風にひっそりと見守るからね!

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