貢物的弐百年
2004年08月23日 どのような戦いの末に確保したのか?
 



「独断倉庫読み放題」

8月22日朝の出来事。
何やら朝から妻が台所で騒いでいた。何ごとなのだ?と顔を出してみると・・・妻が冷蔵庫の野菜室を開けたところ、チョウチョが飛び出して来たのである!よ〜く見ると、紋白蝶に似た小さな蝶が流しの上にとまっていた。どうも野菜に着いていた青虫が、冷蔵庫の中でさなぎになり羽化したようなのだ。私もビックリしたが、生命力はなんと強いのだろうか!あのまま、夏休みで家族全員がしばらく帰ってこなかったら、蝶は野菜室の中で一生を終えたのだろうなあ・・・。

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突然娘が「独断倉庫の古いやつをまた掲載してよ!」と言い出した。なんでだ?と聞いてみた。娘はこの1か月程ダイエットを兼ねて会社の帰りに「溝の口駅」から自宅まで歩いている。その距離は6キロ程あるだろうか。娘の脚で日々約80分かかっているようだ。夜道を歩くのに80分は辛い。娘はその間に携帯電話で「独断倉庫」を読んで時間を潰しているのだと言う。最近になり携帯電話は「パケット通信定額制」が使えるようになった。そのため携帯電話でWEBにいくらアクセスしても契約料金だけで済むのだ!つまり「独断倉庫読み放題」だと!そんなこんなで、娘は現在掲載されている「独断倉庫」全てを歩きながら読破したと言うのだ!親父がだらだら書いている文章を娘が読破したとは・・・。 なんてこったい!

ちなみに、娘は今朝までに4kgのダイエットに成功している。運動してのダイエットなので、今回はうまく行きそうな気配だ。そのダイエッットには父親の筆力が大いに貢献していると言えなくもない!娘よ!私に感謝するように!

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そして、今朝の事だった。今度は私の番である。
夏休みを取得したのは良いのだが、どこに出かけるあてもなく暑い日々にクーラーガンガンで自宅にこもってレンタルDVD三昧だった。何を観たのかも忘れる程の連続鑑賞だったのだが、体をほとんど動かさず食事だけは丹念に摂取していると、体重が増えるのはごく当たり前の現象だ。食べれば排出するのが生物としての必然である!

だが、運動していないとなかなか腸が蠕動せず排便の意欲が湧かない。ついついトイレに行く回数が減ってしまった。そうなると腸内には人体の廃棄物が蓄積されてくる。さらに排出を怠っていると廃棄物は水分を失い硬化して行く。いわゆる「便秘」状態が待っているのだ。私は今朝その状態にあることを知った。通常であれば快便なのだが、今朝、連休明けの便は手強かった。そして!個室で頑張った結果として肛門が裂けたのを自覚したのだ!イテテテ・・・!!!

切れちまったもんはしょうがない!とっとと洗い流して会社に出かけるか〜!とウォシュレットのスイッチを入れた。
ギエ〜〜〜〜〜〜〜!!!
その瞬間!激痛が走ったのである!なんとウォシュレットの噴水量が最大にセットされていたのである!温水で傷口直撃なのであった〜〜〜!妻がトイレ掃除した際に水量ダイヤルをいじってしまったか? その痛さたるや・・・なんともはや情けない程に鋭く痛いのだ!慌てて水量を弱くして再度試してみたが、やはり・・・
ギエ〜〜〜〜〜〜〜!!!
なのであった!一旦傷付いた肛門は、もはやその程度の弱々しい水量でも痛みに対し敏感に反応してしまうのである!ヨロヨロしながら身支度を整え出社する私であった。傷が癒えるまで、最低でも本日一日は排便の恐怖と戦いながら過ごさなくてはならないだろう。ううう・・・。

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なんてな前置きはこれくらいにして、本日の本題である!

九州は宮崎県高鍋に「黒木酒造」なる焼酎メーカーがある。そこで生産されている焼酎「百年の孤独」はそのネーミングの斬新さと、かつて皇太子が飲んで「これは旨い!」と誉めたところから急激に人気が出始め、現在では地元の酒屋でもまったく手に入らない状況となっている。本年のゴールデンウイークに墓参で帰省した際に、私は「孤独争奪戦」に巻き込まれ、宮崎空港で長蛇の列に並んだ末にようやく1本だけ手に入れることが出来た。手に入れたあの焼酎「百年の孤独」はその後、大量のミステリー小説と引き換えに物々交換として知人に引き取られて行ったのだ。

私はミステリー本が欲しかった。彼は幻の焼酎「百年の孤独」を飲みたかった。読み終わったミステリーはほとんどの場合、二度と読むことはない。知人にとっても部屋が片ずく上に幻の焼酎「百年の孤独」が手に入るのである。私は酒を飲まないので、その利害関係が一致しての物々交換が成立したのだ。

先週末の事だった。突然当家に貢ぎ物が送られて来た。登録会員00084 福浦様からであった。段ボール箱に張り付けられていた伝票には、中身がワレモノで「二百年の孤独」と書かれていた。焼酎「百年の孤独」なら知っているが、「二百年の孤独」とはいったいなんだ?箱を開けてみると・・・おおお〜〜〜!!!クッションの新聞紙に隠れるようにして焼酎「百年の孤独」が2本入っていたのである!確かに伝票通り「二百年の孤独」なのであった!

あれ程、宮崎でもなかなか入手できないブツが宮崎から2本も送られて来たのである。驚いた!いったいどうやって?さらに何故送られて来たのか?届いたメールによると、春に帰省した際にいろいろ話が出来たことや、その後のメールのやり取り等が楽しく、その御礼として贈ったと言うのであった。贈られた理由は理解できた・・・。しかし!どうやって入手したのだろうか?実は一度、福浦様から噂は聞いてはいたのだが彼なりの「極秘入手ルート」があるようなのだ。

だが、昨今やはりそのルートも「戦いの場」と化したようで、簡単には手に入らなくなったと嘆いていた。なるほど・・・。やはり独自ルートでないと手に入らんわなあ・・・。そのルートさえ厳しくなって来たか・・・。今後も手に入ったらまた送ってくれるとメールの最後に書き添えてあった。涙が出る程嬉しいが・・・負担じゃないのか?簡単には手に入らないものを送りつけられと、当方としても「何か驚くようなものを逆貢ぎ物として届けなければ!」と燃えるのは必然である!そして、ウケを狙うべきである!

ふっふっふ・・・逆貢ぎ物の候補はようやく決まった!もうすぐ送りつけたるぞ!驚くな〜〜〜!!!(ってなんだよ?)



本日の結論
そろそろ古い「独断倉庫」を復活させるか?

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