貢物的音取込
2004年07月12日 UA-1Aがやっと届いたのだが・・・続編である!
 



「人生における幸福の量と不幸の量は正比例する」

当家の周辺では選挙の投票会場は近所の幼稚園が定番である。幼稚園の入り口には様々な生物が飼われている。犬や猫などのペットなら、それぞれの御家庭で飼っているうちに生物としての個体差が認識できるようになる。それは、毛並みであったり、模様であったり、顔つきであったりするのだが・・・。幼稚園には当家でもお馴染み「白文鳥」が大きな鳥かごで飼われていた。白文鳥は真っ白なので模様がない。顔つきもどれも似たようなものだ。てなことで、当家の「手乗り白文鳥ラッキー」と幼稚園の白文鳥の違いをまったく見つける事が出来なかった・・・。薄情な飼い主であると思われるか?

投票会場に足を踏み入れていつも感じることがある。ハガキを提示し受付を済ませると、投票用紙との引き換え券を渡される。さらに、3メートルほど進むと、先ほどの引き換え券と投票用紙とを引き換えるために2名が待ち構えているテーブルに辿り着く。投票用紙を受け取りつつ、ふと疑問が湧くのだった!何故だ?なぜなんだ?

「投票用紙引き換え券は、なぜ存在しているのだろうか?」

全国で使われる選挙費用は膨大な額になる。これには税金が使われる。経費を少しでも減らそうと考えれば、必然的に投票会場の現状に疑問が湧くはずなのだが・・・。受付で「引き換え券」を渡す必要がどうしても理解できない。受付で投票用紙を渡せばそれで済むはずだが。そうすることで「引き換え券」の印刷は必要なくなる。さらに、引き換えるための人材も必要無くなる。当然、テーブルや小物、弁当なども必要ない。

そんな観点から、投票会場を見回していると、他にも「なんでこんなに人が必要なのだろうか?」と感じてしまうのだった。投票会場を民営化すれば(なんだって?)きっと人員配置は半分程度でやると思うよ。そんなことより、自宅から出来る「インターネット投票」を早く実現して欲しいよね。若者の投票率がアップするすること請け合いだ!だが・・・アップして困る政党もありそうだがな・・・。

インターネット投票が実現したとして、その投票結果がリアルタイムで投票結果に反映し表示されるとしたら面白いことになる。これで出口調査の必要はなくなるな。今回の選挙でも出口調査の結果がやや怪しいものだったが、リアルタイム表示なら正確無比だろう。若者達はオークションの最後の5分間と同じようにギリギリまで投票を行わず、成りゆきを眺めていそうな気がする。そうなると、最後の1分で大ドンデン返しも発生する可能性がある。

だが・・・最後の1分間はアクセスが集中して「現在回線が混雑しているため・・・」と表示され気がつけば投票締め切り時刻を過ぎていた。なんてなことも起こりうる話だ。インターネット投票になっても「投票はお早めにね!」

なんてなマクラから話は、前回の「UA-1A」の「後日談」に入る。

登録会員00092 羽鳥様より貢ぎ物として7月7日に発送された「UA-1A」は、当家の不在状況と配達員の都合によりなかなか受け取ることが出来なかった。ようやく受け取ったのは7月10日午前中。届いたのは「UA-1A」本体とマニュアル1冊。このデバイスとMDプレイヤーを繋ぐためには、ステレオ・ミニピン+L・Rピンのステレオケーブルが必要だ。一般的に考えて当家内にそんなコードが存在すると考えるのは難しい。だが!何が起こるか解らないのが当家である!

過去にも幾多の「こんなもんがあったぞ!」と一般家庭に存在しないようなものが発掘されてきた。今回も電器屋に調達に行く前に家捜しをしてみるべきである!取りあえず、一番確率が高そうな引き出しを開いてみた。えっ?なんだ?なんだよ〜〜〜!!!いきなりそこには必須ケーブルがとぐろを巻いて鎮座していたのである!おいおい!一発で発見かよ〜!しかも、ステレオ・ミニピン側がオスのものとメスのものの、2タイプが揃っていたのである!恐るべき品揃えである!

USBに「UA-1A」を繋ぎ、ケーブルとMDプレーヤーも繋いだ。これで準備完了!あとは、Macで録音を開始すればOKだ。だが・・・そこでハタと気付いたのだ!音を取り込むためにはソフトが必要だ。だが「UA-1A」にはそのようなソフトは添付されていなかった。いったい何のソフトを使えば取り込めるのだろうか?そこから悶絶の数時間が始まったのだ!

私のMacの中に存在するソフトの中で、ようやく外部入力で音声が取り込めると確認できたのはiMoveだった。本来は動画編集ソフトだが、その機能の中の録音機能だけを利用することにした。MDをプレイしつつiMoveの録音ボタンをクリックした・・・。目の前のインジケーターが録音中であることを示しているのだが・・・。示しているレベルが異常に低い。目盛が10まであるのに、1しか反応していないのだ。なんでだ?本当に録音されているのだろうか?再生してみると、確かにかなり小さな音でしか録音されていない。これじゃあ使えねえなあ!

MDプレイヤーを直接スピーカーに繋いで音を出すと問題ない音量で聞こえてきた。これがラインで入力すると、たったあれだけの音量でしか録音できないのは何故なのだ?しばし考えていたが、解決策が見つからない。「UA-1A」では入力する音量の調整は出来ないのだ!そうなると、一旦録音されたデータをソフト上でどうにかすることを考えた方が早い!

そこでiMoveで取り込んだサンプル曲をAIFFのデータとして書き出した。次に「SoundEdit16」で読み込んで波形が目に見える形にした。ここで必要な部分だけを切り出すのだ。魚に例えれば、3枚におろして食える状態にするようなものだ。さて、ここで当初の問題に戻る。今もまだ音量は小さいのだ。目の前の波形はか細く心もとない。そこで「SoundEdit16」のエフェクト機能を使うことにした。使うのは「増幅」だ。400%に設定してボタンをクリックすると一気に波形は太く生まれ変わった!おおお!見た目にも力強いぞ!

ず太くなったデータをさらにAIFFで書き出し、QuickTimeに読み込ませる。これでようやく、私が本来欲しかった音量とデータの形に固定できたのである!ふ〜っ・・・さらにこれを4小節ごとに切り分けておいた。ジャズ・ギターの自主トレのためにはQuickTimeを4小節単位で再生しながら耳で記憶し、楽譜と照らしあわせしながらこまめに覚えて行くしかないのだ。私に残された唯一の練習方法である!

「UA-1A」にはもう一つ、面白い使い方が見つかった。それはMacをチューナー化するのである。WEB上で見つけたギター用チューニングソフトをインストールし、ギターを「UA-1A」につなぐと、これがビックリするほど使いやすいチューナーになるのだ!チューニングの際につかう音程の単位は「セント」だ。半音の100分の1が「1セント」となる。このチューナーでは「1セント」単位の精密なチューニングが可能なのだ。さらに基準音A=440も、設定によって簡単にA=438や、A=441に変更できる。もちろん他の数値にもできるのだ。

いちいちチューニングする弦に合わせて、ボタンを切り替えるようなことも必要無い。各弦を弾けば、常にその音がなんであるかをソフトが判断し表示するのだ。スイスイとチューニングが進み、あっという間に正確なチューニングの完成である!だが・・・デスクトップのMacしか持っていないので、このチューナーを持ち歩くわけには行かないのが残念だ!

まてよ?そうなるとギターの音をMacが常に拾っていることになるのだから、iMoveでこのままギターを録音できるんじゃないのか?やってみよう!ギターの出力はアンプを通していないので、たいした音量にはならないだろうが・・・。やってみて驚いた!わははは!ライン入力のクリアなサウンドが録音されたのだ!もちろん音量は小さいがこれまた増幅処理をすればちゃんと聞こえるはずだ!だが・・・増幅するには及ばなかった。録音された私のギターサウンドのテクがあまりにも稚拙だったのである!うっへ〜〜〜!!!

かくして「UA-1A」の出現により私のMacライフあるいはギターレッスン生活は、また新しい局面を迎えるに至った!

じつは、今回の作業の中で一つ悲しい出来事も発生した。Macから出力した音をMDプレーヤーで録音するテストも行ってみたのだが・・・。それ以前に行った「Macで録音」するテストの際に音量が余りにも小さかったので、外部スピーカーの再生ボリュームを目一杯あげたままにしていたのだ。MDプレーヤーで録音後、再生したところ「ビギャ〜〜〜!!!」と大音量が響き渡った!!!そして・・・その直後からMacに繋いである外部スピーカーのうち、左側のスピーカーにノイズが発生するようになったのだ!

ベースの音が響き渡るような重低音系の音がなると「ビジビジビジ」と濁音系の音となり、とても聴いていられない状況になったのだ!ううう・・・これはスピーカーが死んだか・・・やはり「人生における幸福の量と不幸の量は正比例する」が当てはめられたのか?「UA-1A」が手に入った幸福感は、スピーカーを失った不幸で均衡を保ったのか?(保つなよ〜〜〜!!!)



本日の結論
私が投票した人物は落選した・・・。

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