学習的難題指
2004年05月31日 ジャズ・ギター・レッスンの状況を・・・!
 

2年前・・・こんなコードで挫折した!


「原因はこうも考えられる」

いずれはちゃんとギターを学びたいと思いつつ、だらだらと時は過ぎ、この歳になってしまった。このところジャズライブを見る度に華麗な指の動きに見愡れていた私である。そして、余命をカウント出来る歳になってきたことで、今を逃すともう決して自分から学びに行きたいと思うこともないだろうと、チャンスを伺っていた日々でもあった。なかなかフンギリがつかず、誰かが「ヨ〜イ!ドン!」と蹴飛ばしてくれなければ動けない状態だったのだが・・・。

ある日、妻は言った。「ジャズ・ギターを習いに行くのなら、授業料はお小遣いに上乗せするわよ!」おおお〜〜〜!!!すばらしい〜!素晴らしい提案である!15年ぶりに小遣いのアップがなされるのである!妻から言い出してくれたのである!この機会を逃す手はない! 5月14日は私の52歳の誕生日だった。この日を大いなる切っ掛けにしよう!

かくして大英断の週末5月19日(土)ジャズギター教室に通い始めた。週1回マンツーマンの個人レッスンだ。先生は、登録会員00203ジプシー手塚様である。私はギターを買いたい放題でここ数年過ごしてきたが、結局楽器は「弾いてなんぼ!」の道具だ。寝かせて、飾って、眺めているだけでは欲求不満になってきた昨今でもあった。

5月19日レッスン第1回目、5月26日がレッスン2回目・・・この2回の練習で私の大きな問題点を3つ自分自身で発見した!楽譜が読めないことは事前に承知していたし、先生にも御了解していただいていたのだが、問題はその先に待っていた。タブ譜と呼ばれるギター用の分りやすい楽譜がある。楽譜が読めない生徒にはタブ譜が教材として提示されるのだが・・・。

私はタブ譜なら理解できるので、まったく問題ないと思い込んでいた。だが、いざタブ譜を目の前にすると「タブ譜」→「指の動き」の変換に、かなり時間を要することが判明したのだ。タブ譜は数字で表されている。それを具体的な指の形に変換しなければならない。だが・・・脳内変換スピードが遅い!先生の指導について行くためには、何とかしなければならない。だがっ・・・動かんものは動かんのだ!先生は「すぐに慣れるし、早く動くようになりますよ!」と励ましてくれるのだが・・・ど〜うする?

そもそも、2年前に私が初心者用教育本「さるでも解るジャズギター」を読みつつジャズギターを自主練習しようと思った時、1ページ目のいくつかのコードが押さえられず挫折した悲しい経緯があったのだ! 押さえられないことはなかったのだが、次々に変化するジャズのトリッキーなコード進行に早々と「出来ねえよ〜!」と挫折したのが実体である。その失敗をまた「個人レッスン」でもくり返すのか?

と、悩んでいたところ、ある事実に気付いた。原因の一つに年齢がもたらす「老眼」の影響があったのだ。譜面に書かれている文字は小さい。私は遠近両用メガネを掛けているのだが、それでも小さな文字を確認し理解するのにはしばし時間がかかる。そのためどうしても指先の対処が少し遅れてしまうのだ。先生もまもなく「老眼」の年代である。先生も老眼になれば、この「瞬時に視認できない苦しさ」がお判りいただけるだろうが・・・。

そうか・・・携帯電話に「らくらくホン」があるように「らくらくタブ譜」を用意すれば少しは緩和されるかも知れないな!タブ譜の拡大コピーをやってみるか〜!(状況はあんまり変わらんような気がするが!)てなことで、ドタバタしつつも必死になって食い下がり「これが最後のチャンスです!諦めないで下さい!」と自分自身を鼓舞しつつ練習に励む日々である。

さらに!老眼に加えて「脳の処理能力」や「記憶能力」が衰えてきているのを感じる。先生は1時間のレッスン中に目一杯、技術や理論を指導される。もちろん、私の学習状況を加味しつつの授業なのだが・・・。それを解釈しつつ実際にギターを弾き、自分のものにしていくには、まだまだ私の基礎知識が不足しているのだ。先生の分りやすい解説に、その場は理解したつもりになっているのだが・・・。帰宅して自主トレしてみると「あららら・・・わからん!」や「コードが押さえられん!」が始まってしまう始末だ!たった1時間の授業内容でも私は「いっぱいいっぱい」になってしまうのだ!

他にも、ジャズコードにはミュートなる必須技がある。ギターは6本の弦なのに2本の弦には軽く触れて音が出ないようにしなくてはならない。例えば下のコードだと、1弦と5弦だ。これを意識しはじめると、指がツッてしまうのだ!妙に方に力が入るし、実際に音を出してみれば「ビジャビジャ」と中途半端なビビリ音を出してしまうし・・・。だが、これはジプシー手塚様の教育方法の問題ではない!先生の御指導はヒジョ〜に解りやすく楽しいので、明らかに私の訓練不足によるものだ!地獄の自主トレをやらなければ決してこの先へは進めないのだ! 希望の地はまだまだ遥か彼方で、私にはその島陰さえ見えていないなあ・・・。



そうこうしているうちに・・・もう一つ盲点が見つかったのだ!

いつだったかはすっかり忘れてしまったのだが、私は左手人さし指の腹をすっぱりと切ったことがある。何故そのような事態になったのかすら覚えていないが、かなり深く切ったようだ。指先には今もその傷跡が残っている。傷のせいだろうか、左手人さし指の腹の感覚が他の指に比べてやや鈍感だ。

ギターを練習する第一歩目は「運指」。ギターの指板を自由自在に指が走り回れるように指の訓練を行うのだ。単調な訓練であるが、おろそかには出来ない。コンピュータで言えば「ブラインド・タッチ」や「タッチ・タイピング」にあたるものだ。コンピュータを学ぶ時、まず最初に「ブラインド・タッチ」を覚えてしまうと、その後の学習がとてつもなく楽になる事実がある。

さらに例えれば、ゴルフコースに出るためには打ちっぱなしで目一杯練習を行う。あれにも似ている。何度も何度も打ちまくり、体にスイングの形を覚えさせる必要がある。さらにスイングを覚えてからも、いざコースに出る直前にはやはり打ちっ放しに行く。ストレッチを兼ねているのだ。ギターもそうだ。ふだん開かない角度まで指を広げる必要があるので、「運指」の練習によるストレッチは欠かせないのだ。

その「運指」の練習をくり返しているうちに、左手人さし指が特に「痛み」を感じるようになった。いわゆる「古傷が痛む」ってやつだろうか?チクチクと指の中に金属片でも入っているかのような痛みなのだ。通常は全く感じないのだが、30分も練習していると必ず痛みはじめるのだ。困った・・・こまった・・・。

痛みの原因はこうも考えられる。左手人さし指の感覚が傷のためやや鈍くなっているので「押弦」の際に他の指より力を入れ過ぎているのではないだろうか?そんな気がするなあ・・・。などと、言い訳をしつつ私はしばらく「練習の日々」を送るのだ。そこで、皆様にお願いである!しばらくは「練習は上手くいってる?」とか「ギターは上手くなった?」とか決して私に聞かないでいただきたい! 結構、自分の腑甲斐無さにナーバスになっているのだぞ〜〜〜!!!



本日の結論
清水■太郎がまた「ヤク」で捕まった。笑った。

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