疑問的札有無
2004年05月20日 タグの相違は!
 

久々に、ギター引き倒し王 橋本様のライブを楽しんだのだが・・・。


「Cmaj7を押さえて下さい!」

「札付きのワル」と云う言葉がある。この場合「札」とは何だろうか?「私はワルですよ!」と明示した札をぶら下げているがごとく見ただけで分るほどの「立派な見事な最悪のワル」であるとの意味だろうな!一方「フダ」は「タグ」とも呼ぶ。通 常、ちゃんとしたメーカータグが付いている商品は「ワル」ではないはずだ。「メーカータグ無し」の場合「ワル」の可能性がある。だが必ずしも「ワル」であるとも言い切れない。てなことで、本日のテーマは「タグ」である!

ホームページ製作するときにも「タグ」を使う。いや!使わなければ製作できない。それが「HTML」の基本だからだ。

WEBページを自分で作られている方々にとっては常識なのだが、WEBページの記述言語である「HTML」では「tag(フダ)」を使う。ところが初心者のうちから「ホームページ・ビルダー」などのソフトを使ってWEBを作っていると「HTML」の意味を知らなくても、簡単なWEBページを作ることはできるので「tag(フダ)」の存在を知らないままでいることになる。「tag(フダ)」の理屈を知っておくと便利なのだが・・・。

さて、洋服の奥エリに付けてあるのも「タグ」だね。で、遠い昔の「タグ」に関する記憶がある。

もう20年程前の秋だろうか。東京の九段にある「武道館」で衣料品の大バーゲンセールが開催された。あの会場にびっしりと服が並べられていたが、そこで私の眼にとまったのが「革ジャン」だった。ブラウンの厚い革でがっちりした品だった。なかなかモノとしては良さそうだった。じっくり見るとエリの内側にあるはずの「タグ」が存在しなかった。B級品なのか?今で云うアウトレット商品なのか?さらに調べてみたが、他にはどこにも問題点は見つからなかった。購入決定!2.5万円だった。

1週間後、その革ジャンを着て出社した。すると、若い社員が全く同じ革ジャンを来て出社してきた。ううむ・・・。おヌシも武道館に行ったか・・・。と思ったのだが、念のために聞いてみた。

「同じ革ジャンだね!どこで買ったの?」


「原宿です!」

「えっ・・・?いくらだった?」

「6万円でしたよ!」


「そう・・・ちょっとタグを見せてくれる?」

そこにはちゃんとメーカーのタグがあった。革ジャン自体の造りは全く同じだった。子細によ〜くチェックすれば、私の方には革のどこかに引きつれや傷があったのかも知れないが、見つけることが出来なかった。二つの革ジャンは機能的には全く同じだと言える。そもそも革ジャンは、ラフな状況で荒っぽく着ることが多いので傷なんかすぐに付いてしまうのだ。てなことで、私は手に入れた値段を云わずほくそ笑んでいたのであった。

何故、そんな昔の話を思い出したかと云うと、数日前に遡ることになるが・・・。

ギターを何本も購入し、ズラリと並べてニヤついているのも良いのだが、やはりそろそろ「弾く」ことも覚えなくては片手落ちではないのか?これから先の人生、そう長くは無い。もう一技身に付けて、精神的に豊かな老後を過ごすのもよろしいのでは?と感じはじめていた私だった。先日の「PRS SANTANA2」騒ぎも落ち着いた5月16日(日)夜。久々に三宿の「ミトラサール」に出かけた。ジャズライブの鑑賞である。もちろんメンバーは登録会員00035橋本様率いる「橋本カルテット」だ。

演奏開始直前には会場がほぼ満杯となっていた。客が少ないと盛り上がりに欠けるので、常にこの程度は入って欲しいものだ。てなことで、様々なジャズの名曲が演奏され続けた。久々の生演奏は気持ちよい。私は特にギターメインのジャズ・サウンドが好きなので、ニコニコしながら聴き惚れていた。だが・・・その時べつの想いもかき立てられていたのだ。

実は1か月程前の4月中旬に、突然「ジャズ・ギターを習いたい!」と思いはじめた。すぐにWEBで探し、当家から車で15分程の場所に「1対1の個人授業」をやってくれるレッスンスタジオを見つけた。さっそく連絡してみると「一度会って話をしましょう!」と言われ、その週末にスタジオへ出かけた私だった。

面接の意味は、個人授業ゆえに「現在のスキル」の確認だったのだ。私は「ゼロからお願いしたい!」と申し出た。だが、先生はこう言った。「tanabe.tvのギターネタを読むとかなり弾けるように感じますよ!」ううむ・・・それは違うぞ!全く違うぞ!あれはギターが好きなだけであって、言いたい放題を勝手に書き連ねているのである!「弾ける」事とは次元が全く違うのだ!「私は弾くことにはド初心者である!」がゆえに不安が多いのだ!

そう説明すると、先生は傍らのギターを私に持たせつつ、さらにこう言った。

「それではまずギターをチューニングして下さい」

「はい。それくらいなら出来ますよ!」

「問題ないですね。それでは、Cmaj7のコードを押さえて下さい!」

「ええと・・・はい・・・こうです!」

「そうですね!大丈夫じゃないですか!全く問題ないです!
 それが押さえられない初心者の方も来られるんですから 」

「ほう・・・そんなもんですか・・・
 じゃあ、連休明けくらいから通うようにしようかな・・・」


なんてな、やり取りがあり後は雑談も交え、その日は終了した。しかし!現時点でまだレッスンは開始していない・・・。ドタバタと雑務があり、精神的に「レッスンに行こう!」との第一歩目をなかなか踏み出し切れなかったのだ。さらに、もう一つ躊躇していた原因があった。

私は通常ほとんど弾かないので、ギター入手後整備が終わるとハードケースに入れたままだ。ギターのレッスンに行くためには、ギターを運搬する必要がある。だが、日常の運搬にハードケースは重くて不向きだ。そこで持ち運び用に、いわゆる「ギグ・ケース」と呼ばれるソフトケースを入手した方がよろしいだろう。てなことで、適当なソフトケースを先週から探し始めたのだった。

あまり安っぽいものは嫌だし、かといって高額なものを手に入れる気も無かった。プロテクトがしっかりした革製のやつがいいのでは?と、その辺をターゲットに探し出したところ・・・。2万円前後のものもあったが、さらに探していると見つかったのが、オークションに出ていた定価12,000円の品。新品で価格は9,450円だと書いてあった。そこそこ手ごろである。では、その品が一般 店鋪ではどのような価格で販売されているのかを、商品番号で検索してみた。

すぐにヒットした。で・・・なんだ・・・なんだここりゃ・・・?定価は同じ12,000円なのに、販売価格が6,800円となっているのだ!商品番号で検索したのだから同じものだろうが・・・と、あることに気付いた!最初に見つけたソフトケースには「ブランドタグ」が付けてあったのだが、今目の前にあるソフトケースの画像には「タグ」が付いていないのだ!二つの商品画像を比較してみよう!アングルが少し違うので、微妙なところは分らないのだが、全く同じ仕様に思える。価格が違い過ぎるので、これもまたアウトレット商品か?それとも工場横流し品なのか?

6,800円
9,450円
 
世の中には、中身が全く同じで「ブランドタグ」だけが違う商品も多く存在している。こいつもそのジャンルか?たぶんケースメーカーが中国あたりで作らせているモノで、タグの有無でいくつかのルートで流れて来ているんだろうなあ。出所は一緒とみたぞ!

私は、タグがついていない方がデザイン的に好きだ。機能がまったく同じだとすれば、価格が低い方を選ぶのが人情と言うものだろう。若い娘らのように「タグ」が欲しくてブランドものを漁っているのとはワケが違うのだ。実利主義の私なのである!昔の経験から言えば、革製品はタグの有無で機能が左右されない。

てなことで、そろそろ安い方のソフトケースを注文し「その時」が来るのに備えるべきであろう!オジサンは道具が揃わないと、どうも動けない体質なのだ!では、ソフトケースさえ揃えば、いよいよ私はもっとディープな世界に旅立つ事が出来るのだろうか?自信がないなあ・・・。自分の人生の展開が読めなくなってきた昨今である! 果たして本当に習いに行くのだろうか?今後の展開が注目される!(自分で言うなよ・・・)あ〜〜〜っ!!!そうだ〜〜〜!!!レッスンに行くには授業料が必要だぞ〜〜〜!!!どうすんだよ〜〜〜!!!



最近の 登録会員00035 橋本様


本日の結論
登録会員00035 橋本様は「ハシモト弁護士」に似ていると感じた夜だった・・・。

------------------------------

「独断倉庫」に関しての御意見は「啓示倉庫」へ書き込んで下さいな。



GO TO HOME PAGE