改造的妄想記
2004年02月20日 それは実現するのだろうか!




「最後の一手を浴びせた」

先日御報告したばかりの「T○Y○TA エスティマ アエラス G-エディション」購入のカーナビを巡るドタバタは、ようやく2004年2月17日に当家がそろえるべき全ての書類を引き渡し手続きを終えた。後はディーラー担当営業が走り回ってくれれば、3月6日の納車と残金支払いで完了となる。

で・・・カーナビに関して、一つ課題が残っていた。メーカーとしては自主規制で走行中にはテレビが映らない仕様になっている。だが、妻は「助手席に乗るさいにはテレビを観たい!」と主張して譲らなかった。私は「仕様だからしようがない!」などと下らない反撃もしたが、他から「それなりの対応方法はあります!」と悪魔の囁きが聞こえてきたのであった。

WEBで調査開始である!探してみると、カーナビのテレビを走行中に映すための改造部品が、思ったより多く販売されている事実に驚いた!価格はほぼ16,000円〜18,000円であった。消費税を入れれば2万円か・・・。取り付け工賃を入れれば25,000円程度だろうか?メーカーによっては、詳細な取り付けマニュアルつきなので、自力で取り付けるように推賞しているモノもあった。

カーナビのテレビが、車両停止時にだけ映る理屈は「センサーが停車状態を判断する」のただ一点である。ではどのように判断するのかと言うと、パーキングブレーキが引いてあるとセンサーがONと認識する。この時はセンサーに電流が流れていない。つまりセンサーに対し電流0Vであれば、その状態を「停車時」と認識するようだ。

当家が発注したHDDカーナビの、WEBで見つけた取り付けマニュアル解説部分を見ると、カーナビ本体とセンサーに繋ぐケーブルの途中に取り付けるようになっていた。やはりセンサーに勘違いをさせ、走行中でも停車時であると思わせる仕組みのようだ。さらに、啓示倉庫に書き込まれていた「トヨタ純正カーナビ改造方法」のWEBも熟読した。

そして、ほぼ、改造ポイントの全容が見えてきた。

簡単に書けば「パーキングブレーキセンサーをアースし、速度センサーをNCにする!」と言う結論である。この作業をクリアするために何をやらなければならないのか?何をそろえなければならないのか?


「トヨタ純正カーナビ改造方法」より転載


1 6点トグルスイッチ(300円程度)
  センサーのケーブルの途中に取り付け「ノーマル状態」と「テレビ状態」と切り替えられるようにする。

2 配線用コード3色 各1m程度(300円程度)
  上記スイッチに繋ぐ配線。ブレーキ用と車速用、アース用の3色を準備したい。

3 ハンダゴテ+ハンダ少々 (自宅在庫あり)
  上記作業の必需品となる。ギターのレストアで手慣れた作業である!

4 テスター (自宅在庫あり)
  上記作業後、配線が正常になされたかを確認するために必要だ。

5 ミニルーター (自宅在庫あり)
  出来上がった6点トグルスイッチを運転席付近のパネルに取り付けるため、穴をあける必要がある。
  キリで無理矢理という手もあるが、ここはひとつ美しく仕上げたいものだ。

以上に関しては、取りあえず必要経費600円前後で解決するはずだ。本来25,000円かかるものが600円で済むのであれば、財力的にも全く問題はない!「トヨタ純正カーナビ改造方法」の作業手順に従えば、ここまでのスイッチ作成作業は自宅でできる。その後、車に持ち込みパーツの最終取り付け作業を行うのだ。

だが・・・「トヨタ純正カーナビ改造方法」の一番最初に書いてある部分が、実は私だけでクリアできるかどうかがまだ分からないのだ!それは、センターメーターパネルの取り外しだ。新車で届いた車のパネルをいきなり取り外すのは勇気がいる。いやいや!勇気はいらないが技術が必要だ!だが、それが外れなければカーナビ裏側の配線が露出せず、改造作業は実施できないのだ!ど〜しよ〜!

今まで3台の車を乗り継いできたが、一度もフロントパネルの外し方を習ったことはない。その必要もなかった。4台目にして初めてそれを教えてもらうのか?ディーラー担当は親切な営業マンである。それくらいの指導はやってくれるだろう!と思いはじめている昨今であった。

しか〜〜〜し!そんな私の研究や思いを知りつつ、こっそり違う動きをしている者がいた。妻である!そもそも今回の購入騒ぎは妻がカーナビにこだわったために起こった事態である。しかも、走行中にもテレビを観たいと言いはじめたのも妻である。それを実現するために亭主が思い悩んでいる隙に、ある行動に出たのだ!

2月17日。担当営業マンが書類を引き取りに当家を訪問した。その時妻は「どうせディーラーでカーナビを取り付ける時にパネルを外すんだから、ちょちょいとテレビが映るようにしてよ〜!」と申し入れたのである!当然ながら営業マンは「それは勘弁して下さい!」と正論を述べた。それは自主規制の企業倫理であり、営業マンは決して譲ってはならない部分である!

それでは・・・と妻は次の手を申し出た「ディーラーでカーナビを取り付ける日を教えて!亭主をディーラーに行かせて改造作業させるから!」全く私にコトワリもなくそんなことを口走ったようだ。もう〜まったく! それにも営業マンは対応できないと反撃してきたようだ。当たり前である!

これで、ディーラー内では全く対応できないことが判明し、しぶしぶ納得した妻は、次にこのようなことを営業マンに聞いた。「あなたは簡単にパネルを外せるの?」すると営業マンは怯えつつ応えた「ええ・・・問題なく外せますが・・・」そこで勝ち誇ったように妻は営業マンに対し、最後の一手を浴びせたのである!

「パネルを
   外したまんま
      納車して!」



ひえ〜〜〜!!! 本気かよ〜〜〜!!!


本日の結論
センターメーターパネルを外したまんま新車を納車するなんて聞いたことがねえぞ〜〜〜!!!

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