媒体的存在感
2004年01月10日 国家もこうなると!
 

右側が現在のMOである。


「廃棄物を増やす」

2日間ほど、風邪をひいて寝込んでいた。ゴホグォホ・・・。まだ咳は少し出ているが、なんとか体調が戻り始めた本日である。人は体調が良くなるとすぐに体を動かしたくなるなあ。で、本日は前回の続きとなりそうな気配だ。

1月8日の独断倉庫では20世紀末のVTRをめぐるフォーマットの話を書いたが、本日はコンピュータ用のメディアについて少しばかり述べてみよう。その気になったは、本日午前中に体調が少し戻って来たので体を動かしたくなり、机の中を少し整理し始めた時だった。すっかり忘れていたメディアを発掘したのである。

上の画像をよ〜っく観ていただこう。右側の小さい方が、現在世の中で流通しているおなじみのMOである。左側が本日発掘したMOメディアである。かなり大きい!これなら簡単に紛失する事はない。紛失する事が無い故に机の中に長年棲みついていたようだ。実は8年程前まで私はこいつを使用していた。

これはKUBOTA製のTAHICHIと名付けられたMOドライブ用のメディアである。両面使用で1GBだ。価格は発売当時1枚2万円程していたと記憶している。この価格だと使わなくなっても簡単には捨てる事が出来ない・・・。ちなみにドライブそのものも60万円程度していた。今では信じられない価格である!だが、価格に反して故障がおおいドライブだった。

この大型MOメディアが机の中から、なんと5枚も出現したのだ。10万円分である!ドライブそのものはとっくに廃棄したので、今となってはこのメディアの中に何が入っているのかを調査する事さえ出来ない。もし今も、奇跡的にKUBOTA製のTAHICHIを御使用の登録会員がいらっしゃれば全部まとめて差し上げてもよいのだが・・・。いねえだろうなあ〜!

さらに机の中の片づけを続けていたら、最近の現役MOメディアもゴロゴロ出て来た。自宅ではすっかり使う事が無くなったMOメディアなのでこれまた始末に困る状況が生まれてしまった。さらに、片づけを続けると・・・。MO出現以前にはあのDr.中松が発明したフロッピーディスクが世の中を席巻していたが、そのFDがこれまた大量 に眠りについていたのだ。気が遠くなる程の量である。だが、すでにFDドライブも当家に一個も存在していない。全く使用することができない環境である。かといって捨てるには忍びないし・・・。結局はもうすぐ捨て去るのだろうが・・・。メディアの変遷はこうやって無駄 な廃棄物を増やすのである!

さらに、他にもいくつかのブツが発掘されたが特筆すべきものは「ソビエト社会主義連邦」略称「ソ連」のコインセットであった。まだ「ソ連」が存在していた1979年に流通 していたコインのセットである。技術と時代の変遷でさまざまなフォーマットが消え去る運命にあったが、巨大国家さえあっさり消え去ったのだ。社会主義もイデオロギーのフォーマットだったのか・・・ううむ・・・。


このコインはもう二度と使われる事は無い・・・。



本日の結論
欲しい方に差し上げますが・・・いる?

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