2002年05月22日 歳を重ねるってえことは、こういうことか？
犯人の名前が思い出せない・・・。
2002年05月22日 歳を重ねるってえことは、こういうことか？
「そのメカニズムを知りたいものだ」 ここ数日は「考え事」が山積していた為、更新が鈍ってしまった。という理由にして「ネタ浮かばず」の状況に突入している私である。「考え事」が山積していると「男脳」は情けない事に、マルチ対応が苦手な為、その時点での最大関心事に処理能力を集中させてしまうのである。つまり、最大関心事に翻弄されている状況では、日々のネタをアレコレいじくり回して遊ぶ事が出来なくなるのだ。
その現象は仕事上で顕著にあらわれる。先日、事務所で電話を受けた時の事だった。スタッフ宛の伝言を頼まれた。最近、伝言を忘れる事が多いので、すぐにデスクのメモ用紙に書き留めた。これで万全である。後は本人が出社したら伝えれば完了する。たったこれだけの事だったのだが・・・。
急に思い立って、ある事務処理を始めた。その処理はすぐに済んだのだが、その内容にふと疑問を抱いた私は、原因追求へと脳を動かし始めたのだった。ズンズン思考は深みにはまり、思考の迷宮へと進んで行った。さらに、思考のループ状態に突入。考えている事が進まなくなってしまった。そうなると「なぜ思考が進まないのか？」を思考し始めるのである。思考ループのループ状態！いつしか時は過ぎ1時間もした頃、ふと伝言を頼まれていたスタッフ当人が出社しているのに気付いた。だが！だがである！私はその時点ですでに、目の前にある「伝言メモ」の存在を忘れ去っているのである！うおおお〜〜〜！！！結局それから15分後にメモの存在に気付き、慌ててその内容を伝えたのであった。なんとか時間には間に合ったので問題は起きなかったが・・・。「伝言にも使えない管理職」になりつつある自分にいささかの焦りを感じる昨今である。
「ほれ・・・ほら！あれがなにだからさ〜！」と言いまくる大人を観て若人達は「なに言ってんだろ？」と思うはずである。ついこの間まで私もそう思っていたのだが、このど忘れ具合を自覚出来る方法がある。テレビを観ながら、そこに出ているタレントの名前を片っ端から口に出して言ってみるのである。明らかに知っているはずの顔なのに名前が出て来ないケースが多々ある。なかなか思い出せなくて「ほれ・・・ほら！あれじゃな〜い！ノドまで出てきてんだけど・・・」と叫ぶ確率が高くなれば、りっぱな「中年」の出来上がりである！
ワールドカップ日本代表も今の私の頭の中には「中田」「中山」「トルシエ」の3名しかいない！（たったそれだけかよ〜！）落選した「中村シュンスケ」は知っていたが、社員に同姓同名いたから覚えられただけだ。「モー娘」全員のフルネームを覚えようなんて暴挙は「中年」向きではない。
さら覚えられないモノを発見した。「小説の登場人物の名前」である。日々、電車の中で読み続ける小説は、一気に読み終える事が出来ないので、2日〜3日に分けて読む羽目になる。さらに長い小説では10日かかる事もある。そうなると、複雑な人間関係を読み進む内に、登場人物の名前が多くなり過ぎて、いちいち覚えていられなくなるのだ。しまいには小説全体を「雰囲気」で読み通すことになる。主人公がどんな名前だろうが関係無くなってしまうのだ。
思い返せば小説「模倣犯」を夢中になって読んだのはわりあい最近の話なのに、主人公の少年も模倣犯も老人もまったく名前を覚えていない。かと思えば、シリーズモノで全6刊を読んだはずなのに「あの小説」の主人公の名前が思い出せない！ううう・・・ううう・・・思い出せない。人名が付いていたはずのシリーズ名さえ思い出せない・・・で、ふと疑問を持つのである。
思い出せないものに「人の名前」が多いというのは、どのような理由からなのだろうか？ その脳のメカニズムを知りたいものだ・・・。メカニズムを知ったところで、急に覚えが良くなるってなことはないだろうがな！ 私がなかなか思い出せないとき、妻は私に向かってこう言う事が多い。
「必死で思い出しなさい！思い出さないとボケるわよ！」
で、必死に思い出したら模倣犯のあいつの名前はこんな感じだったぞ〜！ピ〜ス！
本日の結論
こんな私は、妻や娘の名前をいつまで覚えていられるだろうか？最近不安である！（おい！おい！）------------------------------
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