六弦的夢顛末

2000年10月18日 893の出現が意味するモノは・・・。



新・仁義無き戦い・・・布袋は893顔だなあ〜!

「何故かニュージーランド」

夢を見た(黒澤っぽい出だしだな〜!)

昨夜見た夢の話である。私はどこかの撮影現場にいた。どうもスタジオらしい。人がワサワサ動いていた。先日オークションで落札したIbanezのギターがある。本日の午前中、会社宛に届くよう手配してもらっていた。しかし、どういうワケかその夢の中では、ギターがこのスタジオに届くことになっていたのだ。夢だからワケなぞあるはずもない。

しばらくして、屈強な男達が20名ほどスタジオに乗り込んできた。怪しげな風体である。893とおぼしき人々のように見えた。撮影には関係ない人々である。だが彼らは、スタジオの隅に設置してあるイスに座りこんだ。みんなして、ふんぞり返って、私の方を睨み続けていた。何故、彼らが進入してこなければならなかったのか?私は理由を問いただした。

彼らから出てきた言葉は、予想もしない内容だった!(夢だから予想できないってば〜!)私が本日受け取る予定のギターに関して、彼らが私の受け取り阻止をしにやって来たのだという。何故だ?何故だ〜〜〜!!!さらに理由を聞いた。

先日のオークションでは、私以外にもアノギターを狙っていた方が何人かいた。私が落札したことにより「あちゃ〜〜〜!!!」と嘆いた方々がいたという。この部分だけは事実である。その中の一人から依頼されてIbanezのギターを奪還しに来たというのである!おおお〜〜〜!!!なんという事だ!それほどまでにしてアノギターが欲しかったのか〜?それほどのもんか〜?

だが、話はさらに複雑になっていった。では何故それほどまでにアノギターが欲しいのか?このように大げさな奪還作戦を敢行するのである!何か大きな理由があるはずである。私が欲しかった理由は単に「派手だから!」であるが・・・。

そして聞きだした本当の理由とは「アノギターは、日本ではマニアがそこそこの値段で取り引きしているが、実はニュージーランドではとてつもない評価を受けていて、想像できないほどの高値で取り引きされているのだ!それをあんたの手に渡すわけにはイカン!」とまるで「ヘロインの取引」みたいな大げさな話になっていたのである! しかも何故かニュージーランドなのである!

そこで気になるのは「想像できないほどの高値」とはどの程度の話なのだろうか?気になるところである。早速確認してみた。その893のリーダーとおぼしき男は「200万円だ!」と叫んだのである!へっ?それが「想像できないほどの高値」なのか〜?

アノギターが200万円と言えば、確かに「想像できないほどの高値」ではあるが・・・。893が扱う金銭のレベルでは、そう騒ぐほどの金額ではないだろう?20人以上の人々を送り込んできてその人件費と交通費を支払い、さらにニュージーランドまで運んでサバク費用を考えたら、この奪還作戦に利益はあるのだろうか?

こうしてまで手に入れるメリットがあるのだろうか?ただのプライドだけで奪還しようとしているのではないだろうか?彼らを指図しているプライド男はいったい誰なのだ!名乗り出て見ろ〜!(おいおい!これは夢だぞ〜!)

「起きて〜!時間よ〜!」妻の声である。もっと波瀾万丈のドタバタになると思っていたが、金額が判明した時点であっさりと目が覚めてしまった。夢とは言え、ギターが奪われなかったのは望ましい結果である!てなことで、現実には起こり得ない体験を夢の中でしつつ、出社に及んだ。

11時30分。日本通運株式会社の配送担当者は「ペリカン便着払い専用伝票」を片手に勤務先へ現れた。伝票に受け取りのサインをしつつ、荷物を見ると・・・ん?ん?ん?「Gibson」の運搬用ダンボール箱である! 楽器屋の店頭に出してあるのをよく見かけるヤツだ。私が落札したのは「Gibson」ではない。「Ibanez」である。早速中身を確認してみると・・・ふふふふ・・・こちらは間違いなく「Ibanez」であった。ブツに問題はない!



チェックしてみると、中古とは言え程度は抜群である。これほどのコンディションの中古はなかなかお目にかかれない。弾いた痕跡がほとんど見つからない。ネック、指板もグッドコンディションである。ほぼ新品と言って良いほどのコンディションなのだ! 大いに気に入った〜〜〜!!!茨城県在住の高野様!しかと受け取ったぞ〜〜〜!!!



じつは、この取引の裏側で泣いている人々もいた。「オレが落札してやる!」と意気込んでいた他の数名は、最終日の土壇場の入札争いをしようと企てていたらしい。が、私はオークション最終日を待たずに、いきなり希望落札価格を入札して落札してしまったのだ。そのおかげで彼らは落札できなかった。そして、茨城県在住の高野様に「なんで〜?なんで〜?欲しかったのに〜!!!」とメールを寄こしたらしい。

私がキャンセルしたら奪い返そうと、手ぐすね引いて待っている彼らなのであるが、残念だったな!私はキャンセルなんぞしないぞ〜〜〜!!! ふははは!!!愚か者たちよ〜〜〜!!!オークションでは欲しいとなったら、躊躇してはならないのだ!一円でも安く落札しようなどとタワケタことを考えている内に、他人に奪われてしまうのだぞ!一気に攻め落とさなければ自分のモノにはならないのだ〜〜〜!!!それがオークションの極意ぞ!次は頑張れよな〜〜〜!!!


本日の結論
このギターを当社女子社員に見せたところ「床板みた〜い!」と言われた!!!確かに・・・。

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