木製的増幅器

2000年5月29日 こうしてまたもやオモチャが増えたぞ!


木製はなんとも色っぽいのである!!


「¥7,500-で十分じゃね〜か!」

過日、WEBオークションで落札したギターアンプが、5月27日ついに当家へ配達された。「MESA/BOOGIE」というメーカーの「.50 CALIBER+」という機種である。メーカー名はメサ・ブギーと発音する。もともとは「MESA」という名前だったのだが、あのサンタナが使って大変気に入り「この音はBOOGIEだ〜〜〜!!!」と絶賛したところから、ブランド名を「MESA/BOOGIE」に変更したという逸話が残っていると何かの本で読んだ気がする。本当だろうか?

boo・gie
1 ロックに合わせて踊る.
2 (米俗) 急いで行く.



私は今まで自宅でマーシャルのアンプを使っていた。マーシャルでも安物なので、トランジスタのやつだ。今回手に入れた「MESA/BOOGIE」は、真空管ものである。音楽に興味がない方々はきっと「えっ?今どき真空管なの〜?時代おくれじゃな〜い?」と思われるに違いない。私の実家から最後の真空管物電気製品が消えたのは、もう34年前の事になる。それではいまさら何故「真空管」なのだろうか?

それは「音が気持ちよい!」この一言に尽きる!なんとも言えない暖かみある音と、ここちよいディストーションが、この箱から出て来るのだ!これがトランジスタを使ったアンプだと音質がカタイと言うか、高音に刺がアルというか、なんとも冷たい音になってしまうのだ。という事実を知っていた私であった。そして、確かにプロが使っているのを聞くとそのように聞こえる。私にとっては、サンタナのサウンドが心地よいディストーションの典型的なものだ。

その昔、音楽練習スタジオで真空管もののアンプを使っていたので、真空管アンプの気持ちよさは知っていたのだが、それはほとんどの場合「FENDER」であった。「MESA/BOOGIE」は一度も使った事がなかったのである。だが今度アンプを手に入れるなら「MESA/BOOGIE」と永年思い続けていたので、先日、WEBでかなり良さそうなものを見つけた瞬間、即購入に走ってしまった。

さて、届いた「MESA/BOOGIE」はハードケース入りだった。フライトケースと呼ばれるものだ。「MESA/BOOGIE」のロゴ入り。見た目も高そうな感じがする。それでは中身を見てみよう!おおお!!!中古品と言えどもなかなかのコンディションである!木部分にはキズ一つない!これは嬉しい!さっそく通電し、ギターも準備した。まずはGIBSONから。おおお〜〜〜!!!なんという心地よさだ!見事なディストーションが心地よく飛び出して来るぞ!GIBSONの図太いサウンドが腹に響くぞ〜〜〜!!!

とっかえひっかえ、5本のギターを試したが、いずれもかなりのサウンドを楽しめた。いままでセコイアンプで出していた音はいったい何だったのだ?と思う程まったく違うサウンドなのだ!私の持つギター達は、これほどまでに美しいサウンドを出す事が出来るものであったとは!今さらながら驚く私であった。「MESA/BOOGIE」が持つ実力をまざまざと見せつけられた気がする。

そこでいよいよ実験である!私が持っているギターの中で一番安いのは、WEBで手に入れた¥7,500-のギターである。だが、まさかこのギターまであのようなサウンドは出せまい!と、シールドを繋いで弾いてみると・・・なんじゃこりゃ〜〜〜!!!良いではないか!よいではないか〜〜〜!!!¥7,500-のギターでサウンドは十分だ〜〜〜!!!私の実力なら十分だ〜〜〜!!!いままで理想の音を探して、いろいろギターを買いそろえて来たが、音質の問題はギターではなく、アンプがその大部分を担っていたのだ〜〜〜!!!

そりゃあギターのボディ材質やピックアップの違いで音は大きく変化する。だがいくら良い材料で作られていても、アンプが良くなきゃ意味がないのだ! アンプを変えただけで、ギターが上手くなったような錯覚に陥るほど劇的に音質が良くなったのだぞ!だがなあ・・・問題もあるのだ。良いアンプだと大音量で音を出したくなるのだ。マンション生活だとなかなかそれも出来ない。このアンプもまた、ギターと同じく宝の持ち腐れになるのだろうか?ううむ・・・イカンな・・・はやいとこ何とかせねば!


本日の疑問
もっと安いギターだとどうなのだろう?
¥5,000-程度のギターを探してみるか?(おいおい!方向性が違うんじゃね〜か?)

------------------------------

「独断倉庫」に関しての御意見は「啓示倉庫」へ書き込んで下さいな。



GO TO HOME PAGE