六弦的届増幅

1999年10月21日 ブースターが届いたのだ〜〜〜!!!



これがブースターだ!一番やっかいな部分は他力でクリアしたのである!

「秋葉原が恋しい・・・」

そしてギター改造の話は飽きずに今日も続くのである!

朝っぱらから、会社のデスクに「カンガルー便」が届いた。パッケージを開くと、白い薄っぺらな箱が出てきた。蓋を取ると・・・おおう!これは!これは〜〜〜!!!夢にまで見たブースターではないか!その実体は何であるのか?よく分からないがとにかくブースターなのである!ギター本体に仕込む予定のブースターなのである!それではここに至る経過を書き記そう。

先週末から書きつづっている「六弦的●●●」シリーズは、1本のギター改造にかける中年男の悲哀と興奮とそして後悔を表現している(そうか?)そして、その後悔の中に「若いときに電子部品知識を勉強しておけば良かったな・・・」と言うのがある。その知識がないにもかかわらず、泣きながらも果敢に挑戦しようとしている私を見かねて、立ち上がった一人の男がいた!その名を「松下」と言う。元はといえば、私にその問題のギターB.C.Richを売りつけた人物なのであ〜〜〜る(ついに実名を出したな!)

売りつけたというのは聞こえが悪いな。売って欲しいと頼んだのは私なのだ。お譲りいただいた方だと訂正しておこう。さてその松下氏は、自分でも私と同じように塗装をやり直し、改造をやりたいと長年思っていたらしいのだ。しかし、その夢を果たすことなく、譲り渡してしまった。とたんに、私がそれに取りかかったもんだから、もう人ごととは思えなくなってしまったのだろう。里子に出した我が子の行く末を見つめる親のようなのだ。かつては自分が愛したギターなのだ!!!私の手に掛かってボロボロにされるのを見るのは忍びなかったのだろう。松下氏は、猛然とアフターケアに突入したのであ〜〜〜る!!!

回路図を私に送りつけ、目指すレイアウトの写真を送りつけ、さらには、購入電子部品のアドバイスをし、回路図の読めない私に、手書きで分かりやすい回路図を送ってくれたのだ。トドメに「ブースターは私が作ってお贈りします!」と無償提供の申し出でもあったのだ。こうなると、このギターは所有権さえ怪しくなってくる。どっちが作っているのやらよく分からない状態なのである。何となく、私はリモコン操作されながら、松下氏の意志通りに動かされている様な気がする(そんなこたあないぞ!)


これが分かりやすい回路図だ!


この現象は、こうなるとコラボレーションである!共同作業なのである! 実は私が逆の立場でかつてよく経験したことなのだ。WEB上で様々な方にご協力し、助言し、お節介までして楽しんでいる自分がそこにはいた。きっと松下氏もその感覚なのであろう「こいつは見放すととんでもないことになりそうだから、もうちょっと見守ってやるか!」そんな心情ではないだろうかと推察する次第だ。ありがたいことである!大いに助言し楽しむがよい!(なにをエラソウに〜!) 過日ご報告の通り、私なりに勉強したり、失敗したりを繰り返している。パーツは、後ほんのわずかで揃う。秋葉原に行きさえすればそれで揃うはずだ。私は今、無性に「秋葉原」が恋しい!あのガード下の怪しげなチマチマした店のたたずまいが恋しいぞ〜〜〜!!!私が行くまで待っていてくれ!決して逃げるなよ!秋葉原!!!(だから逃げないってば)

部品が揃えば、いよいよボディーに取り付け用の穴を開けなければならない。週末には、基本的なアナログ作業が待ち受けているのだ!これには緊張感が伴う。いくら電子部品が揃っても、木工で失敗したらそれでお終いである!大枚はたいて買ったギターは、穴あけを間違えたその瞬間に、ただの木片と化すのだ。たぶん最初の穴を開ける瞬間は指先が震えるのであろう。だが、それなしではこれから先進むことが出来ない。決死の覚悟の穴あけなのであ〜〜〜る!(それほどのことか?)

本日のひとこと「週末が終末にならないことをみんなで祈ろう!」(みんなって誰と誰だよ?)

以下、次号へ続く(ほんとにほんとにほんとにほんとだな?)



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